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小保方晴子「あの日」:前半推理小説、後半邪悪な人間模様

STAP細胞関連報道は常軌を逸しており、マスコミの報道は話半分で流していたので渦中の人の証言の本は極めて重要だ。
しかし、この本を読まなくてもSTAP細胞は間違いなく存在すると私は確信しているし、またこの本を読んだら、マスコミやその他ふざけた連中の話で再度気分を悪くなると思い買うのをためらっていたが、小保方氏へのいくばくかの応援もこめて買うことにした。

この本を読んでマスコミ報道では分からないSTAP現象なるものはどういうものかということかやっと分かった。
この騒動をこの本の内容から簡単に言うと、

  • 小保方氏は多能性(万能性)細胞を示す遺伝子Oct4を生成することには成功し、検証実験や若山氏配下の研究員も確認していた。
  • メディアはSTAP現象とはキメラマウスを作成できるかどうかだけを見て判断していた。
  • キメラマウス作成は論文投稿で必要な条件となっていたために、バカンティ氏の研究施設では手に負えないために小保方氏はその道の専門家である若山氏と共同で作業することになった。
  • しかし若山氏は小保方氏にキメラマウスの作成手順について一切教えることはなかった。(若山氏配下の研究員には教えていた)。
  • 小保方氏の手法を使って、キメラマウスが出来たとわかった若山氏は、功を急ぎ欲が表に出て特許化を急ぎ、将来の特許料の半分以上を自分達のものにしようとしてバカンティ側が反発した。
  • 論文作成において優れた才能を持った、(後に自殺した)笹井氏が、応援する形で若山氏と小保方氏の研究成果を取りまとめるために後から加わった。
  • 論文作成を急ぎとりまとめたのは小保方氏ではなく、若山氏や理研側であるのに、論文不正は小保方氏の全責任と言う形で論文の投稿費用60万全額を払わされた。
  • STAP細胞発表直後からメディア報道が先走りして、理研の情報統制が取れなくなってしまった。この直後から理研は小保方氏同様メディアに翻弄された。しかし、理研内部に内部通報者がいて秘匿べき情報を全て筒抜けになり、メディアが脚色して小保方氏一人を徹底的に悪者扱いにした。
  • 論文不正が発覚すると、メディアはこれまでの態度を翻して、小保方氏や関係者に執拗に付きまとい、結果小保方氏の精神はズタズタにさせられた。
  • 若山氏の言動に不審に思う持つ理研関係者がいるにも拘らず、大手メディアは若山氏の言うことが絶対正しいというニュアンスの報道をした。
  • 理研や早稲田大学はメディアの悪意のあるミスリーディングに従わざるを得なくなり、小保方氏から研究職の道を奪い取った。

この騒動の発端は若山照彦なのは明らかだ。
彼がメディアが重要視したキメラマウス作成の鍵となっている手法を秘匿し、広く一般的に言われているSTAP現象を確認した唯一の人間だからだ。この人が、功を急ぎ手柄をほとんど自分のものにしようとして、論文作成を小保方氏に急がせ、重要な再現性の部分は自分ひとりだけのものして後の莫大な特許料収入や権力を掌握しようと目論んだのだ。証拠となるキメラ細胞作成の手法は小保方氏には教えず、世間一般で言うSTAP細胞はそもそも最初から小保方氏は作成できないのだ。

P.92抜粋
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若山先生の所に来た研究員は皆、胚操作を若山先生から直接指導を受け技術を習得していた。しかし、私だけは胚操作を教えてもらうことはできなかった。キメラマウスの作成に成功した頃、「私にもキメラマウス作成の胚操作を教えてください」と若山先生に申し出ると、「小保方さんが自分で出来るようになっちゃったら、もう僕の事を必要としてくれなくなって、どこかに行っちゃうかもしれないから、ヤダ」といたずらっぽくおっしゃった。
——-
要するに、有能な手下は絶対に手放したくないと言うことだ。P.115にも小保方氏の事を「ハーバードの所属だけど僕のポスドク」と述べていることからでも明らか。これはバカンティ側も当然であり、バカンティは小保方氏が山梨大で若山氏配下の助教授になるのは反対したが、理研の研究職(ユニットリーダー)になるのは応援すると述べていた。

この本から分かるのは若山氏が明らかに不誠実な人間であり、科学者としてもあってはならない態度を示していることだ。これは小保方氏が彼と出会った直後からそうであったようだ。実験データは望んでいたデータのみ採用し、望んでいないデータは無視する。検証実験(コントロール実験)をしない、小保方氏と情報共有せずに(将来カネになるであろう)研究を自分勝手に進めるのに、小保方氏を表に出して世間にインパクトを与えて大型予算獲得を目論んでいたことなど、下劣と言っても差し支えない人間性なのは明らかだ。しかし、小保方氏は若山氏に尊敬の念があるため最後の最後まで彼の本性を見抜けなかったようだ。この本では彼を酷いやつと言うトーンで述べておらず、淡々とこれまでの言動を追想し述べていて、検証委員会で明らかな嘘が発覚したときは、茫然自失、悲しみ、落胆の気持ちになったという記述だ。

もし、若山氏のキメラマウスが他の研究者でも作成できるのであれば、将来、小保方氏、バカンティ氏、若山氏でノーベル医学生物学賞も取れただろう。しかし、この本で分かるのは、本当に若山氏は小保方氏の手法を使ってキメラマウスが出来たのか極めて疑わしいのだ。もし出来るのであれば小保方氏へのバッシングもやむ事は明らかだし、自分の将来も明るいものになるのは明らかなのに。

検証委員会では自分に被害が出ないよう嘘を付き、メディアが若山氏の言っている事を鵜呑みにしたので、自分が騒動の発端なのにその被害者を演じることにまんまと成功したのだ。論文取り下げも、彼がネイチャー側と勝手に行った。要は彼が重要な部分で大嘘をついていたわけだ。

査察を受けるべきは若山照彦と言う人間であるのは明らかである。彼の人間性からして、これまでの研究に対してもさかのぼって検証するべきだろう。

このSTAP細胞騒動を短くまとめて言えば、先輩研究者らが、世間知らずで驚異的な研究開発能力のある小保方氏を使って大儲けをたくらみ、不正が発覚すると責任回避して、全責任を小保方氏だけに押し付けたと言うことだろう。論文の図表の間違いは発端ではあるが本質的な問題ではない。小保方氏は最初の発表でSTAP細胞をかなり大げさに表現してしまい、理研も笹井氏の素人向け資料ということで誇張された表現を使ってしまって、メディアを焚き付ける原因となってしまったが、小保方氏本人はあの発表後は若山氏から離れてもっと確実な成果を出せる研究を打ち込む予定だった。

マスコミや検証委員会、そして我々一般人は、キメラマウス作成のみ重要視して、小保方氏がそれも作成出来る全責任者と勘違いしていた。私も小保方氏が論文の筆頭著者であるから、てっきり全責任者と勘違いしてしまったが、本当に実力がある責任者は論文の最後に書かれている著者だという。
これは以下の抜粋からでも明らかだろう。
P.180
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(理研の懲戒委員会)終盤の頃の質問に対し、ある文脈の中で「私はポスドクだったので」と述べると、委員会のメンバー全員がきょとんとした顔をした。少し身を乗り出した形で、「誰の指導下だったのですか」と聞かれ、「若山研で実験をしていました」と答えると、しんと場が静まり返り、懲戒委員会の面談は終わった。理研本部はこの時に初めて、不正判定を受けた図表の実験が行われたのは、私がユニットリーダーではなく、若山先生と言う指導者のいる研究員の立場であった時の事と知り、懲戒の判断がつかなくなった、と後に理事の一人から聞いた。
——-
勢いのあるぺえぺえの若者をダシにして先輩達がお膳立てしてセンセーショナルな報道を意図し、予算獲得と権力強化を図っただけの事なのだ。

もう一つ見逃してならないのはNHKを含むマスコミだ。彼らのやり方は検察の被疑者に対する高圧的な尋問と全く同じ手法であり、極めて腹立たしい。最悪のメディアはNHK、毎日新聞、週刊文春だ。彼らは自分達の意に沿うよう事実を曲げて報道しているのは明らかであり、かつ人権侵害も甚だしい。

一応この本で述べられている(私がそう思っている)罪人を挙げておこう。こんな大人気ない事はしたくはないが小保方氏への異常な攻撃、不当な評価を和らげるためだ。

NHK 藤原敦登記者:不正入手した小保方氏への携帯電話に電話
毎日新聞 須田桃子記者:執拗なメール
週刊文春「なぜ私達が毎週のようにSTAP騒動を取り上げてきたか。理由ははっきりしており、読者の評判が良かったから。嫌らしい言いかたをすれば、STAPを書けば部数が伸びました。アンケートも毎週とっていますが票数はずば抜けていい数字」「私は小保方さんをモンスターの様な存在として書いてきました」と小保方氏への手紙

NHKは特に文春や新潮レベルの下劣な取材をしており、笹井氏と小保方氏の私信を暴露した問題のNスペも個人情報保護法違反であり、報道局はいったん解体すべきだろう。

マスコミこそモンスターであり、我々多くの一般市民が偏見の目を持っている限り、週刊文春のような下劣な雑誌はなくなることはないだろう。
どんなにきれいごとを言っても、マスコミの人間やその視聴者は、他人に嫉妬し、他人の不幸を喜ぶ情けない一般大衆であり、地球はムラ社会の巣窟であり、自分達の邪悪な感情によって自分らの首を絞め不幸にさせている事を認識していない。
 心のケアを大切する云々の報道をしているマスコミが、一人の女性を自らの権力でPTSDに持ち込むとは、マスコミ自身恥ずかしいと思わないのだろうか?無論、そう思わないから嘘をついてまでバッシングしたのだし、これからもそうするのだろう。

この本を読んで昔読んだ鉄腕アトムの1エピソードを思い出した。
アトムの世界では日本は三次元テレビが本放送となったが、ロボットとウサギが融合したような変なものが亡霊のように映りこむ現象が相次いで報告された。これはテレポーテーションを研究していた若い研究者が、実験室内で自らの体と、ウサギやロボットを使って実証実験した際に、一緒に研究していた年老いた研究者が彼への嫉妬心からテレポーテーションの出現側の装置を彼らがテレポートした直後の破壊した結果、起きたものだった。テレポーテーションの装置と三次元テレビが出現側のの装置が似通っていたために、三次元テレビに不完全ではあるが空間に漂った若い研究者らの体が現れたと言うのだ。

科学技術は発達しても我々の精神性は一向に良くならないのだろう。そして、この精神性の低さが科学技術の発達を阻害しているのは今回の騒動でも明らかだ。高度な技術は高い倫理観を持っていないと手に余る存在になるからだ。つまり精神性が低いとその高度な技術を使って自分達を破壊してしまう。

あの日 [ 小保方晴子 ]

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