選択CADデータ削除関数 LTCustomizer21 for AutoCAD LT リファレンスマニュアル

ActiveX
    Function delete_select_data(ename As Integer) As Boolean
    Function delete_select_data_item(ename As Integer, dxfcode As Short, index As Integer) As Boolean
C/C++
    int WINAPI LTC_delete_select_data(int ename_index);
    int WINAPI LTC_delete_select_data_item(int ename,short dxfcode,int index);

パラメータ
ename:読み込んだデータの配列のインデックス。0〜select()の返り値−1までの値を指定する。
dxfcode:DXFグループコード
index: 各データ内で同じDXFグループコードが複数存在する場合の0から始まる序数

返り値
ActiveX: True:成功 。False:失敗
C/C++: 1:成功 。0:失敗

delete_select_data()はenameの指すデータをすべて削除します。delete_select_data_item()はenameの指すデータの中の特定のDXFグループコードのみを削除します。delete_select_data_item()はたとえば軽量化ポリライン(LWPOLYLINE, LT97,R14から設けられたもの)の特定の座標値を削除するなどに使うことができます。
例(enameが指すデータがLWPOLYLINEであると想定して、1番目のX座標値とY座標値を削除)
delete_select_data_item(ename,10,1)
delete_select_data_item(ename,20,1)

LTC_delete_select_data_item()の使用には気を付けてください。必要なデータ項目を削除するとupdate_select_data()実行後の動作は保証できないものになります。例えば前述のLWPOLYLINEの例で、頂点数を示すDXFグループコード90を消すことはそのデータを完全に破壊したのと同じ事になります。
delete_select_data_item(ename,90) '<-厳禁!

set_select_..()の関数群もそうですが、これらの関数はupdate_select_data()関数を実行して初めて指定した更新操作がAutoCAD/LTに反映されます。