インフルエンザはとりあえず食後パブロン1粒で長期連用か..
(決して風邪薬を連用しないで下さい。2003 12/4追加)

現在(2012 2/6)筆者は風邪薬を全く使っていません。ビタミンCを摂取して24時間暖かい場所にいることをおすすめします

詳しくは「ビタミンC粉末 風邪薬で更に症状を悪化させるよりは遙かにマシ」 を参照。


最近の風邪はたちが悪い。筆者は9月末から風邪になって、何度か全快したが、それも一瞬だけで、すぐにまた風邪にかかり、今年に入ったら多分インフルエンザに感染しているようだ。というのは、普通の風邪の場合、後期の症状になると鼻水がやたら出てそれで終わりなのだが、今回はそれはなく、直ったかと思って、風邪薬を飲まなくなると、頭がガンガンに痛くなり又元に戻ってしまうのだ。体全体に鋭い痛みが走り、倦怠感が増してくる。しかし、鼻水はまったく出ずに、熱もない(インフルエンザにかかるとまず高熱になると言われているが)。
今インフルエンザにかかって、病院に行っても特効薬のタミフルはないので、行っても意味がない。それに病院はウイルス、細菌の巣窟だ。何度も通うと、もっと症状が悪くなるだろう。
しょうがないので、市販の風邪薬で何とかしのがなくてはならない。筆者は、去年から通算して200錠以上風邪薬を飲んでいる。こんなのは生まれて初めてだ。100錠以上あった新ルルA錠も使い切ったし、最近では風邪薬の連用が原因と思われる嘔吐が出るようになってしまった。暖房機から出るほこりっぽい温風でも嘔吐するときがあるので、暖房機も消さなければならない時もあった。まったく、これでは兵糧攻めにあっているようなものだ。

しかし、完全に快方に向かったわけではないが、ある風邪薬を飲みつづけていると、全く平常時と変わらないようになる薬があった。親が送ってくれた農協で売っている風邪薬だ(左参照)。これは症状が酷い時はもちろん、説明書どおりの数の錠剤を飲まなければ効果は出ないが、快方に向かって行っているのなら1錠食後に飲むだけで全く問題なく生活が送れる。しかし、飲みつづける必要がある。飲むのを怠ったら、また頭がガンガンに痛くなる。(まったく、筆者もドラッグなしでは生きていけない身になってしまった..)
筆者は何度も親の世話にはなりたくないし、24錠600円と飲みつづける薬にしては高いので、同じ成分の薬はないのかWeb上で調べた。そうしたら、いくつか見つかったが、どれもパッケージデザインからして、農協の薬と同様、都会では手に入りそうなものではない。
そこでいろいろ考えたのだが、農協の薬の成分はアセトアミノフェンが突出して割合が高い事に注目した。インフルエンザはそのアセトアミノフェンでも一応対処できると雑誌に書いてあったし、アセトアミノフェンが主成分の風邪薬を探してみた。
そうしたら、あの頭痛薬のタイレノールがほとんどアセトアミノフェンだけの薬だとわかった。
よし、タイレノールを買いに行こうと薬局に行ったら、12粒で780円。なんて高いんだ!
ちなみにジキニンの場合は農協の薬とほぼ同じ成分で、これを選択すべきなのだが、顆粒で、12包しかない、顆粒だと少しずつ飲むようなことは出来ないし、これも高価なのでパス。
手当たり次第、色々な薬の成分を見て、以前は見向きもしなかったパブロンが、安くて、アセトアミノフェンの含有量が高いことがわかった、その他の成分も農協の薬に近く、塩化リゾチームをセールストークしている割には大してこの成分は入っていない。パブロンの一番安いグレードで100錠入りは1300円程度。よし、これにしよう。この薬ならマツキヨなどのドラッグチェーン店でもすぐに手に入るだろう。
症状の重い最初は食後3錠だが、直ってきたら、2錠、そして1錠にすればいい。そうすれば、全然普通に生活を送れる。説明書どおりに3粒も飲んでいると、体に相当負担が出るのだ。
これからは食後にパブロン1錠だ。これで春がくるまでしのぐしかない。春になっても直らなかったら?まさしく3月危機だね。その頃はスギ花粉もピークだし、無間地獄だ。

まったく、アセトアミノフェンとか、イソプロピルアンチピリンとか、エテンザミド、 リン酸ジヒドロコデイン dl-塩酸メチルエフェドリン リン酸ジヒドロコデイン マイレン酸クロルフェニラミンなどなどの訳のわからん成分をにらめっこしなくてはならんとはねえ.

筆者はピリン系(イソプロピルアンチピリンの入っている薬。セデスハイサリドンなど)といわれている薬は頭が痛くなった時にすぐに飲む。これはかなり効く。真夏の日に帽子をかむらずに長時間外にいると頭が痛くなってくるが(熱中症の初期状態なのだろう)、これもこのピリン系はすぐに効く。二日酔いで頭が痛い時にも効く。
しかし、風邪の初期症状で出る頭痛には全く効かない。しかも今の筆者には逆効果だ。この薬を飲んで、効かないとわかってすぐに風邪薬を飲んだら、気持ち悪くなってしまって、地獄の苦しみを味わうことになってしまった。
しかし、風邪薬の中でも、ピリン系の成分が入ったものがあるので要注意だ(プレコールなど)。これはもちろんインフルエンザには効かない。
筆者は、風邪薬はパイロン(αの方)をよく使用しているが、これは体力を相当削いでしまうので連用はできない。この薬をすきっ腹に飲んだら、ガクっと体力がなくなる。この薬を飲んだら本当に車の運転はしない方がいい。しかし、寝る前に飲めば睡眠薬の代わりなる。
パイロンの成分の中にもアセトアミノフェンがあるが、エテンザミドの割合の方が高い。エテンザミドは同じ塩野義の非ピリン系頭痛薬である新セデス錠の主成分でもあるが、これはもちろんインフルエンザには効かない。筆者は農協の薬でかなり快方に向かって、薬を飲まなくなったら、また頭が痛くなり、新セデス錠を飲んだが全く効かなかった。普通の頭痛かと思ったのだ。

今年の秋までに製薬会社はたんまりと特効薬のタミフルを輸入しているだろう。多分供給過多になるに違いない。そのとき、医者に無理言ってたくさんタミフルを処方してもらって家にストックした方がいいかもしれない。今回のような事態に備えるためだ。(予防接種という手もあるが、これはまれに発症するのでやらん方がいい。現にBCGもなくなったし、アメリカでテロ対策のために天然痘の予防接種を全国的にやるとかいいながら一部の病院では発症のリスクを考えてやらないと言いはじめてきた。)それよりタミフルを市販薬にすべきだ。インフルエンザは本当にたちが悪い。

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