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カシオ LWA-M141D-1AJF :手首の細い男性用電波ソーラー腕時計はこれ以外見つからない

これはメーカー発表としては女性用だ。しかしどう見ても女には似合わない。ボーイッシュな女か、子供がつけるような時計だ。しかし私にとってはちょうどいい。手首が細いため、普通の男性用の時計だとでかすぎるのだ。

LWA-M141D-1AJF

(私の手首の幅は、写真ではわかりづらいが両側を軽く押さえつけた状態で約4.5cm程度。)

 また、小さいというのは軽い事を意味する。これも重要だ。だからバンドは金属バンドでない方がいいのだが、これは金属バンドでも64gしかない。これなら高価なチタンバンドをわざわざ採用する必要性も薄れるし、樹脂製または革バンドに変える必要性も薄れる。

そしてこれを購入した理由として重要な機能は電波時計だ。ほおっておくと数分も時刻がずれているのは時間厳守のシチュエーションでは問題だ。しかし、電波時計は電気を消費しやすいようで、充電式でないタイプは2年くらいで電池交換が必要。2年はちょっと短い。5年なんてのは調べてもなかった。という事で充電式、とどのつまり太陽電池を使った電池交換不要な充電式になってしまう。つまり時刻合わせも電池交換の手間も必要ない。

軽くて小さくて電波時計で男性でも使えそうにものになると、これ以外は見つからない。非常に貴重な腕時計だ。しかし値段は実売1万を切っている。これは信じられないコストパフォーマンスだ。この時計と同じラインナップで、ピンクを使った明らかな女性用の他に、文字盤が濃紺でプラスチックバンドの物があったのだが、これはもう製造していない様だ。それがあればそちらを私は選んでいただろう。これはもうスポーツ用と言う感じで、まるっきり男性用にしか見えない。

メーカーは軽い時計をいくつも出しているが、メンテナンスフリーの電波ソーラー時計になると、この時計のブランドであるWAVE CEPTORの中のいくつか以外、めちゃくちゃ高価なものしかみつからない。高価なものはフォーマルな服装しか似合わないものが多く、普段使いで軽くて小さな電波ソーラーはほとんど見当たらない。
 メーカーはスマートフォンで減じられている腕時計の価値を上げるためにも、軽くて、正確で電池交換がいらなくて、付けている事を感じさせない腕時計のラインナップを拡充すべきだ。ユーザの自己顕示欲や所有欲を満たすような低次元の欲求を満たすだけの商品で利益率を上げるようなことは前世紀の商売手法だ。

 デザインとしてはチープカシオと言われている奴でも私としては必要十分だ。チープカシオの薄さと軽さで電波ソーラーなら申し分ない。スポーツ用もしくはブルーカラー御用達であるG-SHOCKでも電波ソーラーは高価であり、調べた限り最安値は海外輸入品の1万円台前半のものがあったが、いかんせんG-SHOCKはごつすぎてかさばる。BABY-Gという女性用G-SHOCKはごついうえ、カラーがどぎついし、いかにも女が好きそうなデザインがあしらわれていたりしてダメ。その上LWA-M141D-1AJFと大して違わない(防水機能が強化された程度)のに高価だ。

問題点など

WAVE CEPTOR全般に言える事なのでしょうが、自分で長さ調節できる金属バンドがダメ。立ったまま装着するのは非常に難しい。私の様に手首が細く、結果的に多く余ってしまうバンド部分は、切る事が出来ずに邪魔。はめにくさにも貢献してしまっている。加えて、はめるときに引っ掛ける金属部分が硬く、いったんはめると外せなかったため、ラジオペンチで引っ掛ける部分を外しやすいように強引に形状を変えなければならなかった。

デザイン、機能について

文字盤のすぐ外側の光沢のある同心円部分を、幅はより薄く非光沢にすればもっと落ち着いた感じになり、より成人男性向けになると思われる。”12”の文字表示もなくせばさらに男性用っぽくなる。

写真では黒に写っている文字盤部分は実はこげ茶であり、個人的な好みとしては本当に黒にするか、濃紺がいい。ただこの文字盤部分は非常に高級感があり、光の加減で黒、紫、茶、濃紺に見える。しかしその外側にある光沢のある同心円部分が全体的にチープな感じにしてしまっているのが残念。

秒針は出来ればつけて欲しかった。別にアナログでなくてデジタル表示もいいのだが。アナログ表示ならできればつけてもらいたい。

5気圧防水であれば安心だった(この時計は2気圧防水のようだ)。まあ、以前つけていた日常生活用防水の腕時計でも、誤って洗濯機に入れて洗濯してしまっても問題なかったことから、余程タフな使い方をしない限り大丈夫だとは思うが。水泳時に付けない方がいいのは言うまでもない。

バンドは本体の取り付け部分を見る限り特殊な形状でないため、他のバンドに変えるのは問題ないと思われる。しかし他のWAVE CEPTORやさらに上位グレードのLINEAGEでは特殊な奴があった。ただ、この時計は比較的安価でバンドの値段と比べて大して違わないので変える動機が薄れてしまう。

ネオブライト(暗がりで分針、時針が蓄光系塗料により光って見える)は余りにも暗くて視認性に欠ける。

以下は上位グレードのより軽い電波ソーラー。革バンドでチタン採用だから軽い(35g)のは当然だが、大きさも大して大きくない。ただ、デザインがかなり年行った人向けか?
高価な時計は機能がシンプルに徹してしまい、時報やアラームの機能はないのは残念。また電波時計はLWA-M141D-1AJF と違い日本国内のみ対応だ。

カテゴリー 電子機器
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