ONKYO INTEC155 FM/AMチューナーアンプ R-801A(S) – 20年以上前のコンポだがリモコンを入手できれば言う事なし

FM/AM チューナーアンプR-801A(S) amazon.co.jp

(代替リモコン SONY RM-PLZ430D

台所のポータブルラジオがいい加減使い辛くなって、ラズベリーパイの音楽サーバーと統合させるためのコンポが欲しくなった。将来的には安い中華のプロジェクターを購入してその音声出力も担わせたい。

2023年 オーディオコンポはもう風前の灯火だ。気合い入れて出しているメーカーはパナソニック、デノン程度だけで他は一応出しているが、外部入力はBluetoothだけのやる気がない下位クラスの商品だけ。電機メーカーはスマホの隆盛でオーディオ関連の売り上げが相当落ち込んでしまったため、メーカーが何社も消滅してしまった。ONKYOもその一つだ。

以前ONKYOの単品のアンプを所有していたが、そのアンプの音は結構自分好みだったので好印象のメーカーだが、オーディオ事業だけでは経営が難しく事実上経営破綻してしまった。今は売れ筋の商品を即座に投入しない企業はすぐに経営悪化に見舞われる。(でも、いつまでもそのようなやっつけ仕事だけでやっていけるとは思えないが)

オーディオコンポの存在価値は、多数の機器を一つのリモコンで操作できることに尽きる。もちろん高音質であってもらいたいが、普段使いの場では音質より使い勝手の良さが優先度が高い。単品のオーディオ機器や他社製の製品の単品をそれぞれのリモコンで操作するのは結構煩わしい。
居間にAVアンプとそれにつないだAmazon FireStickと中華プロジェクターがあるが、それぞれにリモコンがあり非常に煩わしい。

今回ONKYO INTEC155 FM/AMチューナーアンプを買った理由は、ラジオやその音量を手元のリモコンで操作したいから買った。

この商品は既に20年以上前の商品で、これにつなげるに専用の別売りCDプレーヤーなどがリモコン一つで操作できる。私はリモコンで操作できるラジオ+アンプ、そして複数の外部入力があるコンポが欲しかったのでうってつけだ。スピーカー別売りなのもよい。すでに所有しているからだ。

しかし、この商品は本体だけ安く売っていて、リモコンが別売りだ。そしてこの肝心かなめのリモコンを入手するのが非常に難しい問題がある。リモコンの型番はRC-466Sだ。amazonでは見つからなかった。RC-465と言う似通った型番と見た目のものはあったがそれが対応しているのかはわからない。私はヤフオクから比較的見た目の綺麗なものを入手できた。

とにかく、このリモコンが入手さえできれば今でも十分に活躍できるコンポだ。本体のボタンでは使い辛く、当然ながら遠くから操作できない。私はラズベリーパイの音楽サーバーもそうだが台所の鍋などを置く戸棚の上に設置してあるのでリモコンの入手は絶対に必要だった。
FMは108MHzまで聴けるので、ワイドFM対応。そこそこ感度も良い。AMも対応だ。そしてシンセサイザーチューナーだから、今まで使っていたポータブルラジオの様にチューニングが日々ずれてしまう事は無く、リモコンのボタンで即座に選局できる。これだけでも余計なストレスが軽減される。

追記2023 12/15 ソニー製学習リモコンを購入
入手したリモコンが経年劣化でどんな処置をしても動作が不安定になったので、学習リモコンを購入した。このブログエントリーのトップにリンクを追加したSONY製RM-PLZ430Dだ。これは全てのボタン定義をフルカスタマイズできるタイプで、テレビだけではなく、リモコンの電波を受信できればなんでもそれを記憶できる。ソニーの中では下位モデルだがR-801A用リモコンだけならこれで十分。この学習リモコン以上のカスタマイズできる商品は他社では無いのではないだろうか?これがあればぶっ壊れそうなリモコンがあっても、とりあえずこいつに信号を受信させればいい。
しかし私はこの商品を買ってONKYO RC-466Sの信号を登録する前に、RM-PLZ430Dの同梱配布物の中には取扱説明書の他に、別紙でメーカー番号一覧表がずらっと挙げられてあるので、オンキョーの項目の中の番号(4053番)を試しにRM-PLZ430Dに設定して、R-801Aに向けて電波を飛ばした。
あっけなく反応したではないか!
つまり、ONKYOの専用リモコンを入手できなくてもソニーの学習リモコンを購入すればとりあえず基本操作はできるのだ!
無論全部の操作はできないが、日常の操作では全く問題ない。つまり電波を登録する必要もなかったのだ。
出来るのは、音量、ミュート、CD,TAPE,MD,ラジオの切り替え(入力の切り替えは4~7番に割り振られている)、ラジオのプリセットChの切り替え(テレビのチャンネル + -)だ。
ラジオの周波数プリセットはR-801A本体でできる。4053番で設定したRM-PLZ430Dでは、R-801AのラジオのAM/FMの選択はできない。しかしこれはR-801A本体の操作パネルでFMにしておけばFMだけになり、108MHzまで受信できるR-801AならFMだけで問題ない。民放AM局はFMでも聴ける時代だからだ。聴けないのはNHK第一と、もうすぐ停波予定のNHK第二のみだ。

アンテナはFMはこのリンク先のアンテナ(500円程度)を購入。AMアンテナは以前買ったコンポの付属品を使用

実はR-801Aを買うまでソニーのFM付きアンプ(STR-DH190 25000円相当)を買う予定だったのだが、

このアンプのアンテナのコネクタ形状が普通でないものなので、いったんamazonで購入したものの、一時的在庫欠品だという事もありキャンセルしてしまったのだ。

この商品はBluetooth対応で、最近はやり出したレコードプレーヤ(Phono入力)にも対応と時流を汲んだものだが、私はこの2つは使わないし前述のとおりFMアンテナの形状が特殊なので、ソニーはFMはおまけみたいなものと言う認識なんだろうと思って購入はしなかった。

多分ソニーからすればFM放送もいずれなくなるという認識なのかもしれない。その特殊なFMアンテナコネクタにつなげる付属アンテナは、単なる短い単線であり、FM受信ができる理由は、おそらく事業所で使うであろうFMワイヤレスマイクの受信の為だけだと思われる。多分受信感度も低いだろう。スピーカーは4つ鳴らすことができ、どう見てもオフィスでの使用前提の様に思われる。会議室や店の部屋の天井の4隅にスピーカーを設置して、このアンプで鳴らすのならジャストフィットだ。amazonでは何度も欠品になってるし結構売れているようだ

結局このアンプは買わなくて良かったと思っている。結局値段もこのソニーのアンプの値段の半値以下で購入できたし。リモコンを購入できたのはラッキーだった。

R-801Aの音質はデジタルアンプでないので、しゃっきりとした音ではないが、まろやかな音で聴き心地が良い。アコースティックプレゼンスと言う機能を使うと更にそうなる。一応メーカーとしては高級機に分類される機器なので音質にはこだわっており、なんとリモコンの音量コントロールはモーターを使っている物理的なタイプだ。

リモコンから音量をコントロールすると、本体内のモーターがジージーと音を出して本体の音量ノブが回るのだ(笑)。デジタルボリュームなら本体の音量ノブは回らない。相当なこだわりようだ。デジタルボリュームだと音質が劣化するからとのことだが、これは壊れる原因なのでやめてほしかった。長年使っていた中華アンプはボリュームをいじると、スピーカーから音がじゃりじゃり言って、ある部分だけ音が出なくなってしまったし。中古品なら尚更だ。しかし、一応高級機だし前の使用者が大切に使っていた可能性が高いので今の所問題はない。見た目も目立った傷などなかった。

あと、壊れそうな原因となるのはコンデンサだろう。特に電解コンデンサ。最近見たNEC製のアンプを修理した記事はフィルムコンデンサが故障の原因とか。

まあとにかく、外部入力端子が豊富で、ラジオの感度が良いオーディオコンポは無くならないで欲しいのが本音だ。この機能を持ったものはAVアンプでも代用可能だが、消費電力が大きく大掛かりすぎるし、テレビ使用前提の商品だ。パイオニアが2chのSX-S30というデジタルアンプ使用の手頃なAVレシーバーを出していたが今はもう売っていないし中古価格も非常に高い。パイオニア自体も事実上消滅(笑)もう勘弁してくれって。

ラジコは雑音が無く良いのだが、スマホ操作だと使い辛く、色々手間がかかるし、ウチは都市部でないのでNHKのローカルニュースは地元局を聴く必要があるし。音質も48kbpsで、受信状態の良い時のFMより落ちる。

カテゴリー 家電 オーディオ
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