参考文献:セムヤーゼ1/2


第4回会見 1975年 2月15日

81 次のような危険がまだ存在するのです。野蛮な地球人は、己の権力への欲望を満たそうとして、技術的知識や能力や技術的成果を悪用するでしょう。
そのような危険は地球人でなく、他の世界の人間にも昔もあったし、将来も増大するでしょう。
もし、地球人が他の惑星へ到達する技術を手に入れたならば、彼は良心の呵責に悩むことなく技術の成果を悪用し、常に宇宙を征服しようと企てるでしょう。

宇宙には様々な恐るべき危険が潜んでいます。宇宙の住人は別の種族(地球人)が自分達を攻撃した時、決して手をこまねてはいません。
彼らが反撃を開始すれば地球人は致命的な敗北を喫するでしょう。
その結果、地球人は彼らによって完全に奴隷にされ、原始時代と同じ状態に逆戻りするでしょう。
地球が完全に破壊されることもありうるのです。

宇宙には惑星地球を完全に破壊する技術的能力を持った人間の種族や非人間的生命(彼らの技術水準は究極まで達しています)が数多く存在してます。
地球人が野蛮な権勢欲と支配欲を宇宙にまで拡大するならば、地球人は徹底的に自己崩壊を覚悟しなければなりません。それに対して、宇宙の他の世界の住民は地球の救済にはせ参じる事はありません。

また、地球人は邪悪な侵略者から身を守る準備も行ってはなりません。それに対しては、あなた方の地球の全世界の住民が一致団結することが肝要です。
外宇宙からの脅威は大きく、その危険性は銀河系の至る所に潜んでいます。

危険な侵略者の大部分は、非人間的形態の生命(生物)であり、彼らはいかなる感情も持たず、権勢欲の亡者です。
他の種族の宇宙人たちは、邪悪な侵略者たちに抵抗する方法を十分に心得ています。前者は、後者に対して常に徹底的に防戦しています。

万一、宇宙大戦争が勃発したら、その系の全宇宙は壊滅するでしょう。
太陽系全体を崩壊させるには、太陽系規模の戦争で十分です。
したがって、平和を維持する事は大事ですが、やむを得ない場合には力に訴えることもあります。

地球人が近い将来宇宙旅行に成功したあかつきには、このことを考慮する必要があります。

邪悪な宇宙の侵略者以外の種族は、地球の住民がいつも支配者に苦しめられているように、愚かにも他の惑星人と戦争をしたり、追放したり、搾取したりすることはありません。
彼らは邪悪な侵略者に対しては、力で自己防衛を行います。その上、彼らの技術的水準は、遠い昔から地球のあらゆる科学技術よりはるかに優れています。
もし、彼らが自己防衛できない場合には、彼らはしばしば彼らより遥かに進化し、その技術水準が究極の完成の域に達している宇宙人に保護を求めます。

マイヤー:それは大きな希望を与えてくれますね。


99:

これが宇宙の平和を守り、宇宙に死と破滅をもたらさないための唯一の方策です。
この事をもれなく地球人に伝えなさい。
何故なら、地球人の霊的理解力はまだ極めて低い段階にあるからです。

地球人は次のことを銘記してください。

すなわち、地球人の祖先は全人類と地球を自らの手で全滅寸前のところまで追い込んだのです、その時、祖先の一部は地球から死に物狂いで脱出したのです。
この事件の堕落の本質は、権力欲と蛮性であることを地球人に警告しています。

あなた方の太陽系の二番目の種族も同じ経験をしなければなりませんでした。
彼らの極度の憎悪と権勢欲は、彼らを完膚なきまでに自己崩壊に陥れ、戦争で全滅したのです。
彼らは自分たちの惑星を大爆発させ、一切の生命が破壊されました。それは今日数千個の小惑星として知られており、太陽の周りを回転しています。これは人間の愚行の記念碑です。
これはマローナと呼ばれる惑星の全盛期の残骸です。
その住民が野蛮な権勢欲と不合理のために自分たちの惑星を破壊したのです。

 

第5回会見 1975年 2月16日

[11]
9
今日は貴方だけでなく、全人類にとっても興味ある事をお話しします。

これはかなり奇妙な歴史です。
これは世間に大センセーションを巻き起こすでしょう。なぜなら、これは霊的な思考のできない人間や、霊的進化の遅れている人間にとっては余りにも奇想天外に思えるからです。
この歴史を把握するには、卓越した知性だけでは不十分です。
地球には知的な人間が数多くいますが、彼らの大半が霊的な知識を見つけていません。
彼らは実在と論理に対する理解に全く欠けています。
彼らの中には、宗教によって誤った道を歩んでいる人間と、知的にも霊的にも進化が非常に遅れている人間がいます。
彼らは皆、真理に対する最大の敵です、
彼らはまた実在と議論の余地のない創造の論理の敵です。
確実な事を批判したり、否定する点で彼らの右に出る人はいません。
これによって、彼らは原始的な無知をはっきり証明しています。
地球人は常にすべてを知ろうと欲してはいますが、実際は原始林に住む猿よりも無知です。
地球人は霊的事実や可能性を否定することで自己の霊的偏狭さを明白に裏書きしているのです。

マイヤー:たとえ、地球人に関して、これが悲しい現実だとしても(私もそう思いますが)、あなたの言葉は厳しすぎます。

18:
正にそうです。これが事実であることは貴方も知っています。…と言いますのは、あなた自身があなたの本の中でその証拠を上げています。しかも、あなたも辛らつな表現を使っています。

マイヤー:当然です。なぜなら、真理は厳しい言葉のみによって語られるからです。権謀術数は虚偽そのものであり、すべてを軽視するのです。

19:
そうです。ただ、あなたが人々に真理をはっきりと、判りやすく伝えなければならない事を貴方は理解していただきたいのです。

地球人は非常に柔弱になってしまいました。
しかも、彼は非現実的なものに頼るようになりました。
彼は権謀術数を弄さず、誠実で率直である事が真理を認識し、消化する道であることに目覚めないのです。
彼は、思考、行動、言葉において軟弱になっています。
だから、彼は厳しい真理に対して反抗し、必死に抵抗するのです。

平和がむき出しの暴力を経験することにとってのみ獲得できるように、真理も厳格さによってのみ広まるのです。

マイヤー:残念ですが、その通りです。
貴方は、今日ある歴史について話したいと言いましたね。それは一体どんな話ですか?それは人類と関連がありますか?それでも些細な歴史ですか?

22:それは貴方の判断に任せます。そして貴方はこの歴史を大衆に伝えなければなりませんが、その大衆の判断にもよるのです。

マイヤー:すると、それは一種の人類の歴史ですか?

24:そうです。

マイヤー:胸がわくわくしてきました。私は生まれてこのかた、いつもこの問題を考えてきました。

25:知っています。あなたは多くの物事の中に真理、あるいはそれに近いものを発見しました。
勿論私たちは、すべての出来事や事実について知っているわけではありません。しかし、私達はそれらについて非常に広い範囲にわたって解明しました。

それでは人類の歴史についてお話します。

貴方がた地球人の時間計算は正確ではありません。事実を中途半端に計算しています。
貴方の計算も正確ではありません。しかし、地球人の中であなたの算定が最も正確です。
貴方の計算の誤差はわずか200年ですが、あなた方の科学者や研究者の誤差は数千年以上にもなります。
今あなたに示す一つの事実に基づいて、計算し直してみてください。

地球の多くの研究者は、昔から聖書に述べられている有名なノアの洪水正確な年代に付いて計算しようと努力してきました。しかし、現在まで見るべき成果は上げていません。
貴方がたの今日のキリスト教的時間に換算すると、ノアの洪水は10079年(注意:1975年から)前に起こったのです。
一個の巨大な彗星が地球を軌道から追い出し、地球の公転軌道と周期を変えてしまったのです。
その結果、地球に大惨事が起こったのです。

その当時、地球の一日は40時間以上にもなり、今日の様に太陽は東から上りませんでした。
大洪水の後、公転周期と軌道の変化は二度地球を襲いました。しかし、この大洪水のような壊滅的大惨事は起こらなかったのです。

最後の大転覆は3500年前に起こりましたが、それについては後にお話しします。

10079年前に起こった大洪水は、一個の巨大彗星によって引き起こされたものであり、地球に計り知れない損害をもたらしました。この巨大彗星は太古の昔から宇宙を移動し続けていたのです。
私達は、この彗星を「破壊者」と読んでいます。そして私たちは、この破壊者が百万年前から宇宙空間を猛り狂いながら飛行していたことを知っています。

貴方がたの時間尺度に従えば、この危険な彗星の公転周期は575年と2分の1であり、西暦2255年に再び地球の勢力圏に達し、極めて危険な状態に陥るでしょう。ただし、何らかの宇宙的事情で破壊者の軌道に異変が起こらない事、あるいは破壊者が崩壊されないことという条件付きですが。

破壊者の前回の通過は295年前、つまり1680年に起こりました。10079年前に破壊者(この破壊者は宇宙的天災によって破壊者となった)は、地球の勢力圏に大接近し、地球は全滅一歩手前まで追い込まれたのです。

私達の祖先は地球に移住し、子孫をもうけました。その私達の祖先は、知識と能力のおかげで最悪の破局を回避する事が出来ました。その後の数千年間は地球は絶えずこの巨大な彗星の脅威に怯えていました。
この脅威は巨大彗星が消滅しない限り続くのです。

この巨大彗星によって引き起こされた最後の大惨事は3500年前に起こりました。これは先刻述べました。
これは貴方がたの地球時間によれば、正確には3453年前の事でした。

この巨大彗星は一つの出来事を起こしました。それは宇宙では非常に珍しい現象です。すなわち、惑星移植現象です。
この巨大彗星の巨大な力によって、ある遠い太陽系から高度な生命の存在する惑星が引き離され、宇宙空間に追い出され、巨大彗星と並行して飛行することになりました。

この惑星は130年以上も巨大彗星に引きずられていました。そしてゆっくりと巨大彗星から離れて行くことになりました。
それから3453年前に破壊者(巨大彗星)は、地球の太陽系に侵入し、その巨大な力で太陽系の惑星の軌道を攪乱したのです。
破壊者は地球に大接近し、その巨大な彗星の尾で地球を覆い、大振動を起こさせたのです。
地球は激しい嵐と大爆発に襲われました。
人間と動物は大量に死滅し、山は移動し、海の水位も変化しました。
地中海ではサントリニ島が火山の溶岩によって深く引き裂かれ、大量の海水が侵入してきました。
これは大惨事を引き起こしたのです。これによって、火山が爆発し、島を破壊したからです。
この爆発は巨大な高潮を起こし、その高さが2000mの上空に達しました。それはまるで原始時代の怪獣が海上を通り抜けるようなものでした。
島の生物はすべて破壊され、押しつぶされ、水は血の色に変わったのです。

この津波がエジプトの広い地域に侵入し多くの伝染病が発生しました。津波は逆流して、北東の方向へ進み、今日シリアと呼ばれる国の東海岸を襲い、さらに内陸の多くの地域と全ての港町を破壊しました。
こうして、彗星は地球の太陽系を猛威をふるいながら突き抜けていきました。しかし、この彗星は宇宙を巡行して575年と2分の1後に再びやってきます。
巨大彗星が去った後、後からゆっくりと引きずられてきた惑星(地球の大きさとほぼ同じ)は、地球から約60万kmの地点を通過していき、太陽系の引力に捕えられたのです。

この新しい惑星は、太陽の巨大な力のために水星と地球の間の軌道を無理やり運行させられました。
それ以来、この新惑星は地球人に「移植された惑星」または「移住してきた惑星」として知られるようになり、地球人は金星と名付けたのです。

マイヤー:驚きました、セムヤーゼ

61
ええ、しかし、話はこれで終わるのではありません。
地球にとって宿命的なこの彗星と月の起源の歴史をお話しします。

この彗星が貴方がたの地球の衛星である月を持ち込んだのです。この月は、ある遠い太陽系の小さな惑星の断片なのです。
地球の月はその年齢が450万年の小惑星に由来します(地球も小惑星です)

まずこの彗星の起源の歴史について述べます。
この事件は百万年前に起こりました。

未知の宇宙空間の奥深く、銀河系付近のある太陽系の中で、一つの孤独な惑星が浮遊していました。この惑星は、太陽の周りを公転する諸惑星の通常の軌道から遠く離れた位置で公転していました。
これは暗黒惑星であり、そこには生命は一切存在しませんでした。その軌道は危険で不安定でした。…というのも、この惑星は、元所属していた太陽が大爆発を起こし、その結果、その太陽系から放り出されたのです。
つまり、元の太陽の恐るべき大爆発によって、一部の惑星が破壊されたとき、この惑星は危険な弾丸の様に暗黒の宇宙に放り出されたのです。

この太陽の物質は、巨大な力のために自ら圧縮して、小さな塊になりました。その太陽は通常の状態で直径が千百万kmあったのが、縮小た時はわずかに4.2kmになっていたのです。
こうして圧縮された物質はわずか1㎤の重さが数千トン以上にもなりました。
それ以来、それはぽっかり口を開けた暗黒の穴として宇宙に漂う事になりました。そして、それはその周囲百万km四方にやってくる全てのものを恐るべき力で捕え、呑み込んでしまうのです。
当時この太陽によって投げ飛ばされた暗黒惑星は、再び近くの太陽系に捕獲され、その周りを不安定な軌道を作りながら公転し始めました。
巨大な太陽の力場の中で、暗黒惑星は千年前後の公転周期を持つ他の多くの惑星と一緒に回転していました。そして、やがてこの太陽系に大惨事をもたらすのです。

初めの頃は生命のないこの暗黒惑星は、この太陽系からかなり離れた宇宙空間を飛び続けていたのでした。巨大で孤独なこの惑星は宇宙の厳しい寒気の中を追放者として、あるいは別世界から来た異邦人の様に漂流しました。この放浪惑星は、暗く危険で破壊的な惑星でした。

そして、ついにこの放浪惑星は、この太陽の広く伸びた抗しがたい力場の腕に捕えられ、千年の間にこの太陽系の本来の勢力圏に次第に接近し、ますます飛行速度が増大していったのです。
放浪惑星の軌道は知らず知らずのうちに狭くなり、年々他の惑星に対して危険な距離に近づいていきました。

千年後、この放浪惑星はものすごい速さで、突然この太陽系の中心に近い惑星軌道に入ったのです。
まるで貪欲な怪物の様に、放浪惑星は宇宙の暗黒から姿を現したのです。それは破壊の前兆でした。

最初それは無から現れた亡霊の様でした。それは他の惑星の住人の目にはベールに包まれた、ぼんやりとした、やや黒ずんだ円盤の様に見えました。
放浪惑星は、太陽の光線を反射しながら猛烈なスピードで一番外側の惑星に接近してきました。
それから放浪惑星が、その惑星から百万kmの距離に接近した時、間もなく後者の調和と平和な世界は破られ、前者の巨大な大きさのために焦熱地獄に陥る事になるのです。
しかし、この巨大な天体(放浪惑星)が自己の軌道からそれて、最も危険な距離に接近するまでには、まだかなり時間的余裕はありました。
この破壊者(放浪惑星)は太陽光線に照らされて、球体としての姿をはっきり現し、微粒子からできている微細なベールを引きずっていました。

破壊者が平和な惑星から数十万kmの距離に達した時、地獄の嵐が起こり、人間が建設した平和な街の大部分が壊滅したのです。
住民は、苦労を重ねて築き上げた財産と尊い生命を心配しながら、宇宙からやってきた巨大で無慈悲な力の犠牲に晒されるのをただ眺めているだけでした。

人々は呪われていました。
自分たちを救うすべもなく、運命を死神に引き渡す運命にありました。
彼らは空を見上げ、巨大な放浪惑星が弾丸のように突進してくる様を凝視しました。

放浪惑星が巨大な破壊力を打ち下ろす時が刻々と迫ってきました。
破壊者が幾つかの惑星軌道を通過して三日目の夜、おそらく、それは真夜中を少し過ぎた時刻だと思いますが、六番目の惑星の楕円軌道に侵入してきました。
この惑星に巨大な宇宙嵐が発生しました。破壊者はこの惑星をその楕円軌道からわずかに放り出し、太陽に向かって危険な進路を取らせました。

火山の大噴火と嵐が、星が見事に輝くこの平和な惑星の夜を大混乱に陥れました。
山脈は崩壊し、海底の大変動が起こりました。第六惑星は新しい軌道を探し始めました。
大自然の猛威に怯え、驚いた第六惑星の人々は、豊かな平原(この惑星の大部分が平原で覆われている)の上を四方に逃げまどいました。
天変地異の荒れ狂う力は、人間の助かりたいという意志力よりも強力でした
この惑星の住民の三分の二は地獄のような自然の力によって滅ぼされました。
激流によって、大陸の大部分が引き裂かれ、火山の爆発により広大な平地が灼熱の溶岩の下に埋没し、廃墟と化したのです。
第六惑星の自転周期が二倍に伸び、太陽の周りを逆方向に回転し始めました。

これは宇宙の運命でした。
生存者はあらゆる文化を失い、惑星が誕生した当時の原始時代の様に、何もかも最初からやり直さなけれななりませんでした。
破壊者はこの太陽系を通過する際、引き続いて地獄、死、破壊をまき散らしました。

次に、破壊者は第五惑星の軌道を横断しました。その時、その世界にはまさに最初の生命が誕生しようとしていました。
しかし、幸いにも、生命の誕生の時間には破壊者は惑星からかなり遠い距離を横断してたので、その惑星に損害を与えることは出来ませんでした。大きな嵐と小さな地震以外に、これといって大きな損害は受けませんでした。

第四惑星では世界大戦が起こり破局に向かっていました。
この第四惑星は一番小さな惑星として自己の軌道を静かに回っていました。予測によれば破壊者の軌道と交差する、つまり、正面衝突することになっていました。
予測通りに事が起こったのです。破壊者の恐るべき破壊力を避けることは出来ませんでした。
二頭の狂った怪物のように二つの惑星が、巨人と小人の様にものすごい勢いでお互いに突進してきました。
二つの惑星が衝突する直前に、小さな惑星に大爆発が起こり、生命を全滅させたのです。。
この最小惑星の残骸は、宇宙空間の広い範囲に四散しました。
これhらは流星となり、他の惑星の引力に捕えらえ、その大気中で燃え尽きて消滅したのです。

最小惑星の一部は太陽に引き寄せられ、微粒子化しました。他の一部は破壊者に引き寄せられて、その一部になりました。
まるで巨大な握りこぶしで投げ飛ばされたかの如く、最小惑星の他の半分は、広大な宇宙空間を弾丸のように疾走し、遠い目標に向かって前進しました。

半分になった最小惑星は、太陽と惑星の勢力圏に何度も捕えられ、流星と衝突していくうちに形が徐々に変化しました。
数百年後、この半分になった最小惑星は、表面のごつごつした円形になりました。

この小天体は荒涼とした不毛の世界であり、巨大な深い火口が散在し、生命の生存には不適でした。
この焦点は、様々な太陽系の力によって徐々にその速度を減ぜられ、何度も航路を変え、ある時その中の一つの太陽系に引き寄せられ、その勢力圏に入っていきました。
暗黒の死の惑星として、この小天体は外輪の惑星を通過しましたが、その際それらの惑星に何らの損害も与えませんでした。
太陽系の内輪に入ると、小天体は既に破壊されたいくつかの惑星の断片と衝突し、大きな火口を作りました。
その結果、小天体の航路は更に僅かながら変化し、既に原始的生命が芽生えていた第二惑星の軌道に平行して航行することになりました。

この第二惑星は、大きな海が多く原始林が密生し、危険で無慈悲で驚異に満ちた原始世界でした。
この時点から34日通過した時、小天体は第二惑星に追いつき、その軌道に捕えられたのです。

第二惑星すなわち地球は、この小天体を引き留めて、新しい衛星として自己の周りを回転させる力を十分に持っていました。
(その当時第二惑星の楕円軌道は絶えず変化していました)

それ以来、小天体は地球の周りを月として回転しているのです、
この月、すなわち小天体は母星の地球より四百五十万年古いのです。

 

(注意:以上、破壊者と呼ばれる放浪惑星の起源と、破壊者と宇宙人、地球人とのつながり、金星と月の起源。
以降、第六惑星の人たちを先祖とするプレヤーレンの歴史と地球の歴史。5万年前まで)

 


一方、破壊者(放浪惑星)はこの太陽系を去って、遠い宇宙の太陽系で一層猛威をふるっていました。。
自己の進路に入るものをすべて破壊していく破壊者は、ある太陽に一番近い惑星をその太陽に逆らってものすごい力で追い出したのです。
この惑星は太陽から百万倍の距離の地点で大爆発を起こし、自壊しました、そしてその砕片は太陽に捕えられ、微粒子になりました。

破壊者の軌道は元の位置からわずかにそれて、太陽に異常接近して、それから広い宇宙へ帰っていきました。
想像を絶する太陽の炎熱が、放浪惑星の表面を溶解しました。そのために、猛烈なスピードのために赤熱した物質と粒子が、放浪惑星の背後に10万kmの距離にも及ぶ長い尾を作りました。
放浪惑星本体も同様に輝きました。こうして放浪惑星は危険な彗星に変わったのです。

宇宙の零度の冷気によって、彗星の表面は急激に凝固し、元の固さに戻りました。。
彗星の本体の照度はその明るい尾と全く同じでした。凝固以来極めて微細な物質と粒子が本体を覆い、それらはますます増加し、ますます長く明るい尾を付けるようになりました。
宇宙の住人はこれを彗星として認めるようになりました。この彗星はいつの日か消滅しますが、それまでは流星のチリ、宇宙の粒子、物質、さらに太陽の粒子線などが供給されますから、その照度は決して衰えません。

この彗星は、今後千年或いは百年は宇宙を放浪するでしょう。そして、ついに粒子との摩擦によってチリと化すか、或いはどこかの太陽に捕獲され、破壊されるでしょう。
ひょっとしたら、人間がこの彗星を破壊するかもしれません。それが無数の生命を奪ったように。
この彗星は、その誕生から百万年の歳月が経過していますが、その軌道については、いまだに正確な予測は出来ません。様々なうちゅの力のために、その軌道が予期しない方向に変わり、太陽系全体を危険に陥れる可能性があるのです。しかし、大体において、その軌道は危険ではありますが安定しています。
つまり、575年と2分の1の周期をもって同じ太陽系へ帰ってきます。ただし、百万kmの誤差はありますが。

[12]

そして、ある遠い宇宙の太陽系の惑星の全人類の3分の2が、当時この彗星によって滅ぼされ、生存者は最初からやり直さなければなりませんでした。
再出発は不自由で困難を極めました。
しかし、彼らはわずか900年間位で新しい文明と文化を築き上げました。彼らは、宇宙の力のによってもたらされた悲惨な境遇を克服して、再出発したのです。
彼らは、将来起こりうる宇宙的大惨事と破滅を予防することに成功しました。
彼らは、全員一致協力して進んで困難な研究と仕事に徹底的に身を捧げ、新しい文化と高度な技術を築き上げる完全な計画を立てました。


彼らは天災の猛威に耐えうる住居を建てました。各世代は知識と能力を積み上げました。彼らの霊性と知識は急速に洗練されてゆき、彼らの到達した技術水準は想像を絶していました。
やがて、彼らは円形で皿状の宇宙船を建造し、大宇宙へ飛び出すようになりました。この宇宙船は、光線推進装置を備えていました。

[14]

彼らはこの宇宙船で他の太陽系へ着陸し、探検しました。彼らは新世界を開拓しました。。彼らの故郷の惑星は増加する人口ですでに狭くなり、住民を移住させる必要がありました。

科学者はあらゆることが可能な各種の機械を装備した宇宙船に乗って、驚くべき高度な技術を駆使して、たえず新しい可能性を求めて宇宙空間を入念に調査しました。
科学者は数多くの生活可能な新世界や太陽系を発見しました。彼ら(科学者)は、しばしば新世界の住民と戦い、光線兵器で敵をたちまち一方的に破って服従させ、自分たちの種族を入植させました。
科学者たちは恐るべき技術を所有していただけでなく、彼らの霊性も完全なものに近づいていたので、彼らにとって未知なるものはもはや何も存在しませんでした。
彼らは霊力を自由自在に駆使する事が出来ましたので、彼らは次第に住民に対して支配者として君臨するようになりました。

彼らは自分たちの事をヤハウェ、すなわち英知の王と自称しました。地球ではヤハウェを神と翻訳されています。

彼ら(科学者)は、一般住民より霊的に遥かに優れていましたので、やがて彼らを悪質な独裁的形式で支配しました。
それから百年後、住民は神である科学者に不満を持っていましたので、彼らに密かに反乱を起こしたのです。
神の膨大な知識と霊力の前に反乱は鎮圧され、住民は服従を余儀なくされました。

けれども住民は自由を求めて、再び密かに武装し戦う準備を始めました。彼らの解放への希望は灼熱の炎のように400年間も燃え続け、ついにある時、大火事の様に一斉に蜂起しました。
地球式の年代計算に従えば、この解放戦争は約23万年前に勃発したのです。
激烈な戦争が多くの惑星に広がり、多くの人間が殺されました。

アザエルという名前の科学者が科学者の集団から独立を求め、逃亡する機会を狙っていました。
彼は密かに宇宙船の大船団を手に入れることに成功し、これらに同伴者を乗り込ませ、激しい戦闘の中をかいくぐり逃亡したのです。
巨大な宇宙船183機、偵察機250機、搭乗員総数36万人の一行が故郷の太陽系を脱出したのです。

一行は、一年間広大な宇宙を休みなく飛行し続けた後、ついにある日、生命の生存可能な太陽系を発見しました。その太陽系は故郷の太陽系から非常に遠い距離にありました。
彼らはその太陽系の一つの惑星を占有してから300年後に、新しい人類を造ったのです。

[16]
その後、彼らは他の二つの惑星に新しい故郷として入植ました。それから再び彼らは宇宙を旅行しながら探検を続けました。
その途中で、彼らは地球の属する太陽系に出会ったのです。

彼らは三つの惑星に入植し、新しい文化を築き始めました。これらの惑星は荒涼としていて、しばしば危険な環境でした。
彼らは再びこれらの惑星を去り、他の定住地を求めてあちこちと訪問しました。

第二惑星の地球に原始的な知的生命が活動して今しので、彼らは再びそこへやってきて生活を始めました。。しかし、彼らの生来の強欲な性格のために、互いに権力闘争を起こしました。そして彼らは地球を去っていきました。

そして、彼らは新しい故郷の惑星から絶えず地球の発達を監視しました。毎年調査が行われました。地球に入植する実験が何度も試みられました。
彼らは流刑者を地球へ送り込みました。流刑者は何の技術も援助も与えれず、過酷な運命に身を委ねました。
流刑者は退化し、野蛮になり、野獣化していきました。

しかし、ついに決定的な進歩が訪れました。
文化が一定水準に達し、その文化は数千年間持続しました。しかし、再び権力争いが起こり、あらゆるものが破壊されました。
こうして地球は元の原始的状態に戻ったのです。

[18]

数千年後に故郷の惑星では、地球に関して新しい試みが検討されようとしていました。
今度は調査研究ではありません。
意見が分かれました。
調査研究に反対する科学者は、地球で再び神と自称し、地球の住民を隷属させたのです。

このいきさつはこうです。
これらの反乱分子の科学者のグループと、彼らに同調する人達が徒党を組み、多くの宇宙船を奪いました。
7万人の反乱者が宇宙船に乗り、故郷の惑星を脱出し、地球に入植しにやってきました。

最高指揮者のペレゴンは正式にヤハウェ(神)として認められました。彼は厳しい統治を行いました。
彼は二百人の副指揮官を任命し、彼あはそれぞれ特別の専門分野を担当しました。彼らはいわゆる福神、あるいは監視者と呼ばれました。

一方、故郷の惑星では戦争が起こり、また多数の人間が殺されました。
しかし、ついに住民は自由と平和を獲得しました。。
それ以後、故郷には自由と平和が支配し、決して何ものにも脅かされることはありませんでした。
地球の時間に従えば、この事件は五万年前に起こったのです。

一方、地球では、いつも平和な状態であるとは言えませんでした。そこでは多くの誤りが繰り返されました。
その誤りの一つが、科学者が性交によって最初の人類を作った事です。
その子孫は現在も生きており、私たちの祖先と同様に同じ誤りを犯そうとしています。

(これ以降の歴史は第9回会見へ続く)


第9回会見 1975年3月21日

(前半部は省略)

115

[20]
第五回会見の時、私は人類の歴史について、地球の時間計算ですれば、私たちの故郷の世界では五万年前に住民が自由と平和を獲得したところまで話しました。

これより少し前に、ペレゴンという科学者の指揮の下に七万の人間が故郷から逃亡しました。彼らは奪った宇宙船に乗って宇宙をさまよい、地球に到達しました。

ペレゴンは二百人の副指揮官を任命しました。彼らは全員科学者であり、各自の専門分野を担当しました。
ペレゴンは彼らと他のすべての臣民から満場一致で英知の王(ヤハウェ = 神)として承認され、崇敬されるようになりました。

数千年が経過するうちに、彼らは巨大な都市を建設し、地球のすべての大陸に住み着いたのです。
ところが、残念なことに、ちょうど一万年が過ぎたころ、再び激しい権力闘争が起こり、凄絶な戦争が世界中に荒れ狂ったのです。

全てが崩壊しました。
千人にも満たない人間が生き延びたのでした。
一方、他の連中は崩壊直前に宇宙空間へ脱出し、遠い世界に定住しました。

[24]

その後、遠い宇宙の世界に定住していた避難者たちの子孫が地球へ帰ってきました。
彼らは再び新しいヤハウェの指揮の下にアトランティスとムー大陸に文明を建設しました。二つの大陸にはそれぞれ巨大な都市が築かれました。
数千年間は彼らは平和と友好のうちに暮らしていました。

[25]
しかし、やがて若干の科学者が権力に魅力に屈し、支配権を強奪しようと考えました。

戦争が起こり、戦火は長期化しました。住民は戦いにうんざりしていました。そこで彼らは反乱を起こし、宇宙船を奪い、宇宙へ逃亡したのです。
地球の年代に直すと、この事件は1万5千年前に起こったのです。

2千年間、避難者たちとその子孫は近隣の太陽系で生活していました。
その間に彼らは邪悪になり、厳しい訓練の下に秩序が維持されていました。
彼らは突然変異と研究によって長命を獲得しました。彼らの寿命は数千年にも及びました。

彼らは支配欲に取りつかれて、故郷に世界を後にして、再度地球へやってきました。
これは地球年にして1万3千年前の事です。

最高責任者は科学者でアラウスという人物でした。彼は「野蛮人」と呼ばれていました。
およそ4万年前にペレゴンというヤハウェが行った如く、アラウスも200人の副指揮官を置き、それぞれの特殊な科学分野を担当させていました。
彼らは二つのグループに分かれて極北地方と現在のアメリカ(フロリダ)に入植しました。
彼らはアトランティスとムーを征服するために絶えず、その二国を攻撃しました。

地球に定住してからわずか数千年後に、アラウスは、アトランティスとムーを完全に破壊しました。
アトランティスとムーのわずかな生存者は、彼らの奴隷にされました。要職にある科学者は逃亡し、太古の故郷であるプレアデス星団へ帰っていきました。

[28]

この事件の数百年前から、地球に入植してきた者たちは、厚顔無恥な振る舞いをしていました。しかし、彼らの指導者ヤハウェ・アラウスは血に飢えた厳しい統治者でした。
アラウスの副指揮官達は様々なものを私物化し、ますます勝手な振る舞いをしました。
わずか30年も経たぬうちに、ヤハウェ・アラウスの罰を恐れながらも、彼らは全く独断で行動するようになりました。

彼らには自分たちの種族の純粋な血統を守る規則があり、いかなる突然変異も許されませんでした。しかし、彼らはその規則を無視したのです。
彼らは進んで規則を破ったのです。彼らはこっそりと外出し、地球人を捕えました。当時の地球人は野生化(あるいは突然変異していた)しており、かつて宇宙からやってきた宇宙人の遠い子孫でした。

彼らはこの野生化した美しい生物(女性)を飼い慣らしました。そして、天の住人と自称する副指揮官達が、この生物(女性)と交接しました。
彼女達は、各自の種族に応じて全く新しい生命を生みました。それは突然変異した生命であり、小人から巨人(動物的性質を持つ生命)まで、様々な奇妙な生命が誕生したのです。

セムヤーザ(彼は全ての副指揮官を統率する指揮者です)がイブの一人と交接しました。イブは野生化した生物(女性)で、人間に最も近い状態を保っており、しかも非常に美しい女性たちでした。
この行為によって誕生した子供は男子であり、立派な体格を持った人間に成長しました、セムヤーザは彼をアダムと名付けました。その名はエデンの人間と同義語です。

更に同様の飼育によって、一人の女子を生みました。セムヤーザは後年、次のように決定しました。
この二人は夫婦として一緒に暮らすべきだと。

その後、同種の人間が数多く生まれ、大きなグループや種族を形成しました。
彼らの中から今日の人類が発達したのです。

彼らは、当初から各自の種族の方針に従って、大陸の各地に分散していきました。
しかし、ヤハウェ・アラウスはこの副指揮官たちの行為に激怒しました。彼は誤りを犯した副指揮官達を捕え、死刑にしたり、追放したりしました。
時間が経過するにつれて、彼は方針を変え、新しい権威によって新しく生まれた地球人を管理しました。
彼は、新しく守護天使に任命された監視人と副指揮官に三種族の人類を魔力によって引きつけました。


彼らは次の三種族の先祖でした。

第一の種族は、今日インド人と呼ばれている民族であり、

二番目は、黒海の沿岸地方に定住していた住民であり、

三番目の種族は、地中海から南へ下った地域でジプシーとして放浪していたヘブライ人です。

ヤハウェ・アラウスは、守護天使を通してこれらの人類を支配し呪縛しました。彼は三種族の最高指導者として、彼らが自分を崇拝するように彼らに強制しました。
彼は誇大妄想のとりこになり、自分を創造として、また副指揮官達を創造の協力者として賛美するように彼らに強要したのです。
彼は厳しい規則を制定しました。違反者に対しては例外なく血を要求しました。

彼の息子エホバは、3400年後に王位を継承しましたが、父よりほんの僅かだけ良かったのでした。
というのは、彼も公認されたヤハウェとして、奴隷化された三種族から血と死のみを要求したのです。

しかし、ようやく後代の神々の子孫は人道的になり、霊的進化の方向へ発達していきました。
この段階に至って、彼らの内部に人格的、霊的変革が起こりました。
そして彼らは地球人の発達は地球人自身の手に委ねて、自分達は故郷の星は帰還することに決定しました。。
その結果、彼らは1943年前(西暦1975年から)に地球に去り、平和な人間として故郷のプレアデス星団へ帰って来たのです。
(注意:アラウス一味の歴史はここでは相当端折っている。詳しくはセムヤーゼ13.14に詳述されている)

故郷の星の住民は、彼らが不在の間、高度の発達を遂げていたのです。
今日、私たちプレアデス人は統一を達成し、一つの国民として平和と自由の生活を享受しています。

以上が、地球人が知っておかなければならない重要かつ根本的な事柄です。

 


(注意:以降は近未来に関する歴史。予言的性格の内容。是非知っておくべと言う事だそうなので、全文引用しておきます)

 

もう一つ是非知っておかなければならない事柄があります。
これは宇宙的大変革に関するものです。これに関しては私達は既に一度話題に取り上げました。

それは水瓶座時代の事であり、この時代は「黄金の時代」とも言われています。
この点についてまず私が指摘おきたいことは、この時代に関する宗教的解釈は完全に間違っており、地球の宗教はこの時代を故意に誤解していると言う事です。

水瓶座時代になると、予言されていた世界の終末が成就すると言われていますが、この主張の背後には無責任な狂信者の意図が存在しています。しかし、この新時代には決して世界の終末は到来しません。と言いますのは、この時代こそ真の生き方がもたらされるからです。

この時代になって、初めて次の事が可能になるのです。
全てのものが非常に高度な段階に引き上げられ、摂理に基づいて、人間の内部の霊の発達が促進されるのです。
しかし、これが実現するのは、水瓶座時代の開始から数百年以上の年月が必要です。

最初の影響はこうなるでしょう。
すなわち、例の如く、信仰心の乏しい科学者が自分たちの有利な地位や権力を背景にして、新時代を巧みに利用するでしょう。
一方、一般大衆は宗教によって精神が侵食されるでしょう。時代の変化に伴い、必然的に宗教に固執する者が狂信的妄想に陥るでしょう。

特に過渡期の184年間は次のような現象が顕著になります。雨後の竹の子のように、ありとあらゆる種類の宗教が出現します。そして人々は危険で破滅的な信仰に呪縛されるでしょう。
殺人、自殺、あらゆる形態の搾取、並びに誤った教義への帰依から生じる精神的奴隷化、こうした現象が日常茶飯事になります。
こうして人々の世界観は宗教的影響を強く受けるでしょう。
自称救世主、偽預言者が大衆に向かって大々的に自己宣伝を行い、供物の催促と新しい信者の獲得に血眼になるでしょう

これが「黄金時代」の前奏曲であり、184年間の過渡期の現象です。

本格的な黄金時代は西暦2028年2月3日午前11時20分(中欧標準時)から始まるのです。
(注意:後に出版された本では2029年と記載されている。どちらが正しいか不明)

新時代の変革的な力は既に1844年2月3日から始動しており、それ以来巨大な変化が地球上に抗しがたく、たえず、しかも急速に進んでいるのです。

新時代では既にそれなりの犠牲を払っています。
宗教的迷妄、あらゆる科学分野の迅速な発達、犯罪の急増、人類の絶滅を可能にする戦争等々、現代の兆候を示す出来事は無数にあります。

水瓶座時代の過渡期の最初の半分は92年続きますが、これは1844年から1936年の期間を指し、その間地球は魚座時代の最も強力な光線から逃れたのです。
本来の水瓶座時代は、1937年2月3日午前11時20分(注意:これも中欧標準時だと思われる)から始まるのです。これは過渡期の後半です。
この日付から革命的な事件、発明、発見等が次々起こり、多方面の急速な発達が日常茶飯事化します。このような変革は他の時代にはありません。

水瓶座時代の始まりは生命の始まりを保証するのです。地球の属する全太陽系は、その無数の生命と共に新時代の勢力下に入ったのです。
あらゆるものがその影響を受けます。というのは、それが宇宙の法則だからです。

この法則は、宇宙のすべての惑星と生命の運動を支配します。そして宇宙的変革をもたらす出来事が1844年に起こりましたが、その一つの時期に地球も入りました。
それは進化の法則に従って、創造と自然の法則に適合しない全ての現行の制度、すべての従来の秩序を排除するのです。

新紀元には次の事が起こります。
地球人の作った全ての秩序(それらは今まで有効に働いてきましたが)は新しく作り直され、高度な段階へ進むのです。
この画期的大変動の原因は、銀河系の巨大な中心太陽から出る光線にあり、その光線の照射範囲内にあるからです。
この巨大中心太陽の周りを地球の太陽は25860年かかって一周するのです。これは貴方がたの十二宮図に相当し、太陽が十二の星座を運行するわけです。

地球は、既に中心太陽の「黄金に輝く光線」の外輪の中に入りました。それは宇宙を変革する強力な光線です。
この光線にちなんで水瓶座時代を「黄金の時代」とも呼びます。
似非革命家、新規な事柄、大事件、奇跡等のの跳梁する時代ですが、それらは著しい進化の所産です。

おびただしい災難がそれらに伴って現れます。
とくに宗教、或いは新発見や新研究や高度技術の応用に伴う災害が顕著になります。地球人は自己の無思慮と不合理を克服するには数百年以上かかるでしょう。
その克服によってはじめて、全てのものが創造と自然の法則に従うでしょう。

水瓶座の紀元は偉大な時代、刺激的な時代です。
この時代は、後の時代に崇高かつ偉大な作用を及ぼします。つまり、後のすべての十二宮の運動に影響を与えるのです。

「黄金時代」が継続している間に、人間は自然に霊的方向へ進みます。しかしそれは必ず混乱を通して達成されます。無数の人間が宗教的妄想に陥って生命を失い、悲惨な最期を遂げるでしょう。
宗教の誤った教義から脱却し、真理、知識、霊的英知に献身する者は幸福になれます。

地球上に大刷新が行われます。
知識人のみが権威を持つのではありません。霊的知識や霊的能力を持った人間がはるかに高い権威を持つでしょう。
高度な霊的領域と交信が出来ず、またそれと調和を取る事が出来ない霊的水準の極めて低い人間はすべて消去されたり、排除されるでしょう。
なぜなら、彼らは生命を徹底的に妨害し、危険に陥れ、侵害するからです。
(人間の内部に宿る)霊の発達を妨害し、束縛するものはすべて破壊されます。そうしてはじめて人間は高い段階へ進化するのです。
この点で一番有害なものが宗教です。地球の宗教は、霊の発達を悪質な形で抑圧する作用を果たしています。

新時代には必ず次の事が起こります。
純否定的な権力と純肯定的な権力はすべて排除されます。その後、健全で中性的な平衡が生まれます。

根本的な変革の先覚者は、宇宙そのものです。つまり、創造と自然の法則です。

先覚者は人間でもあります。
彼らは予言者として、真理の教師として真の知識と霊的真理を広めます。しかし残念ですが、彼らは非難され排斥されるでしょう。
彼らが、宗教は常に人間を堕落の淵に陥れ、決して霊的発達を促進させないと説くとき、また、彼らが真理を解き明かすとき、人々は彼らに嘘つき、詐欺師、ペテン師の罪を着せるでしょう。
彼らは似非革命家、異端者、のけ者と呼ばれるでしょう。
というのは彼らは誤った宗教教義の権力と戦い、数百万年も古い真理を告知するからです。

彼らの多くは二重の星座の下に生まれます。すなわち、水瓶座の双子座に生まれます。
地球の水瓶座に生まれた人間は、宇宙の水瓶座の人間でもあります。
彼らは革命家、改革家、似非革命家、予言者、真理の教師、時には新時代の巨匠になります。
彼らの中で真に偉大な人間は、水瓶座時代の過渡期の後半部の最初の年に生まれた人です。つまり、新しい時代に移る日、1937年2月3日です。

非常に重要な意味を持つのは、誕生日の時刻(時と分)です。その時刻が過渡期の時刻である11時20分に近づけば近づくほど、水瓶座時代の本来の特徴がそれだけますます顕著になるからです。
そう言う人間は非常に少なく、全世界で彼らはぽつりぽつりと点在しているのです。彼らは子供の頃から宗教や外界に影響されません。
彼らは生まれながらの新時代の先覚者であり、天才です。

以上の事は地球人にとって極めて有益で重要な学習事項です。
貴方はこれをあらゆる手立てを尽くして地球人に広めてください。
それが私達全員の願いです。