BatttenX & X Button Maker ユーザーズガイド
多数のクライアントPCにBattenXをインストールする
(以下の説明は再配布可能ライセンスを取得したユーザ向けの説明です)
多数のPCにBattenXをインストールするには最低でも以下のファイルが必要です。
1.定義ファイル
battenx.cfg (キーやマウスの定義ファイル。必須)
battenxpr.bin (ユーザ登録情報ファイル。必須。作成方法は後述)
battenxr.cfg (battenx.cfgがある場所が書き込まれたファイル。任意)
battenxpr.binとbattenxr.cfgは、WindowsAPIである、SHGetSpecialFolderPath(NULL,path,CSIDL_COMMON_APPDATA ,FALSE)で取得したフォルダの中のnatsuhaze software\BattenXというサブフォルダ内に必ず作成してください。
(Windows2000/XPなら、例えばC:\Documents and Settings\All Users\Application Data\natsuhaze software\BattenX Windows7なら例えばC:\ProgramData\matatabi software\BattenX)
1.1 battenxr.cfgについて
battenxr.cfgはbattenx.cfg(キーやマウスの定義ファイル)がどこにあるかを記述したファイルです。
このファイルはUNICODE(正確にはUTF-16リトルエンディアン)でパス名を記述してください。
BOM(Byte Order Mark)も先頭に入れてください。Windows付属のメモ帳でこのファイルを作成してUNICODEで保存すればそれらの要件は満たすはずです。
battenxr.cfgの中身の例
\\computer_name\share\folder\
パス名の記述は最初にスペースなどをおかずに記述し、フォルダ名の最後に\マークは必ずつけてください。
例からわかるように、このファイルの存在意義はクライアントPC上のBattenXの定義をサーバにある定義ファイルに集約させて全体制御させるためにあります。
battenxr.cfgが存在しない場合は、BattenXは各クライアントPC上において、SHGetSpecialFolderPath(NULL,path,CSIDL_APPDATA ,FALSE)で取得したフォルダの中のnatsuhaze software\BattenX\battenx.cfgをロードしようとします。
1.2 battenxpr.binの作成方法
このファイルはBattenXの設定ダイアログで登録情報を認証させた後、SHGetSpecialFolderPath(NULL,path,CSIDL_COMMON_APPDATA ,FALSE)で取得したフォルダの中のサブフォルダnatsuhaze software\BattenXに作成されますのでそれをそのまま利用してください。
2.必須実行モジュール (これらのファイルは同一フォルダ上において下さい)
battenX.exe
battenX64.exe (64bitWindows上でのみ必須)
battenX.dll
battenX64.dll (64bitWindows上でのみ必須)
lang.ingfo.txt (ver3.0以上から必須。言語情報ファイル)
Japanese.txt (日本語メッセージテキスト。日本語環境の場合必須。ver3.0以上から必須。)
English.txt (英語メッセージテキスト。英語環境の場合必須。ver3.0以上から必須。)
その他各国語メッセージテキストファイルが必要ならそれも追加してください。
各クライアントPCで定義変更を許すのであれば以下のファイルもインストールする必要があります。
gwt64client.exe (64bitWindows上でのみ必須)
battenXSetting.exe
gwt.dll
gwt64.dll (64bitWindows上でのみ必須)
もし、インストールする各クライアントPCにキーやマウスボタンの定義変更を許さないのであれば、実行モジュールさえもサーバだけに置いてクライアントPCにはサーバにあるbattenx.exeのショートカットをスタートアップフォルダにおくだけでもかまいません。