何とか総研やオタク社長のお告げを盲信するより、健康グッズを自腹で買って騙された方がいい
(平成十四年、2002年を振り返って)

相変わらず時が経つのは早い。DJ Muneoや父親にゴリラと言わしめた女がいない政界を誰が予想しただろうか?拉致被害者が帰国するなんて誰が予測していただろうか?何とか総研がそれを言い当てたなら、彼らシンクタンクの面目躍如だろうが、そんな事はこれからもないだろう。
(個別案件は予測できないと弁解するだろうがね)

筆者の21世紀前半の予想は、見るも無残な地球を予測していたが、どうもそれも外れていた。
しかし、着実に崩壊は近づいている。これは今のバカな米国大統領の発言を見れば明らかだ。
子供の質問に対して、ホワイトハウスは白い所と言うのだから、天才バカボンのパパも真っ青だ。
まあ、最近の日本の首相も負けず劣らずで、並のお笑い芸人よりはるかに滑稽だ。
「笑っていいとも」に出てもらいたいと思ったことが何度もあったな。小渕前首相がガッツ氏と一緒にクイズ番組に出ているのを想像するだけでも噴き出してしまう。多分こういうのもカネになると見るや何とか総研や広告会社が取らぬ狸の皮算用で、経済波及効果を一応計算して発表するのだろう。高橋尚子が一兆円の価値があるとはじき出した会社があったようだが、どこの会社だ?そんな発表すると彼女へのマスコミの視線がきつくなるからやめてもらいたいね。持ち上げるだけ持ち上げといて、後で谷底に突き落とすのが、マスコミの常套手段。彼らの妬みや嫉みの対象になりたくなければ、出来るだけ地味に生きるしかないし、出来るだけテレビに出ない方がいい。その点において、ノーベル化学賞を受賞した田中氏は、彼にして見れば当然と思っているだろうが、舞い上がりもせず、賢明だ。紅白への誘いも蹴ったそうだし..当然だね。もし彼が紅白に出るのだったら、彼に幻滅を覚えるだろう。最近のNHKは視聴率を上げるためには本当に節操がない。自分んとこのCMはまるで民放のCM並で嫌らしいし、彼らも特殊法人だからMashirito氏から見れば、まな板の鯉だからね。だから、今年有名になった人は何が何でも紅白に出てもらいたいのだ。いや、別に人でなくてもいい。アザラシのタマちゃんも出来れば出てもらいたいと本気で思っているだろう。日本語が流暢で、長時間水に浸かっていなくてもOKなら当然出演交渉するに違いない。タマちゃんのギャラはまず動物園に支払って、動物園がそのギャラでエサを買って与えるのがいいだろう。
それよりNHKにとって一番妥当な有名人はボブサップだね。BSでNFLの中継する時ゲストに迎えて(以前
彼はそこに所属していた)、曙とか武蔵丸あたりも一緒に出せば、あのこわもての会長も喜ぶだろう。

一応専門分野も言っておこう。
相変わらずWintelは強いし、ここ数年はそれが続くのは間違いないだろう。筆者はもうMicrosoftの大風呂敷には一切乗らないつもりだし、コンピュータ関連のメディアがまくし立てるJavaとかLinux、最新のオブジェクト指向設計にもちょっと気が向いたら本屋でぱらぱらとめくる程度で十分だと思っている。だいたい、UNIX系OSの呪文のようなコマンドをカチャカチャ打ち込み、パッチが出ればコンパイルしてインストールするなんて馬鹿馬鹿しい。Windowsもセットアップだけでえらく時間を消費してしまう。最近パーソナルファイヤーウォールであるZoneAlarmの最新バージョンを入れたが、ちゃんと起動してくれないので、結局もとのバージョンに戻してしまった。本当に嫌になる。これが企業の何十台、何百台もあるマシンに対しての作業だったら、無駄な休日出勤をする羽目になるだろう。
コンピュータのセッティングなんて基本的には力作業なのだから、高校生や大学生のアルバイトにやらせるのが一番だと思うね。究極的にはこんな作業人間がやるべきでない。設計作業の入るプログラミングは人間がやるべき作業だと思うが、筆者は子供の時から目を酷使してきたので、モニターを見るだけでも気持ち悪くなる時が有り、そんなに無理は出来なくなってしまった。だから最近は目に良いとされているブルーベリーを毎日食らっている(実際に効果は確認している)。デフォルトのWindowsのフォントは老眼じゃなくても小さいと感じるのは筆者だけとは思えない。Windowsでこのザマなんだから、Linuxが普及するなんて夢のような話だ。Windowsもそうだが、LinuxなどのOSを好んで使っている人の大半は、だいたい、十代後半から二十台の男だけだろう。オヤジになったらこんなかったるいもん使いたいなんて思うわけない。おばさんなら尚更だ。ビルゲイツのようなオタクのオヤジなら話は違うけどね。
しかし、筆者は、今年、趣味でプログラミングしてかなり目を酷使してしまった。

Microsoftのドットネットはみんな賢明だったから、大して普及していないね。だいたいいかがわしいもんが氾濫しているWeb上でビジネス上の「濃い」やりとりをやろうとするのがそもそもおかしい。しかも何度も言うけどテキスト主体のXML上でだよ。XMLもバブルだし、ZDNetでも言っていたが、筆者がDSJでも言ってたとおり、XMLのフォーマットで覇権を取ろうとしている連中が多いから、基本的には今でも模様眺めでいた方がいい。
WWW(World Wide Web)は数秘術で数に変換すると666になる。そんなもんを引き合いに出さなくても、Web上のものはあまり信用しない方がいい。詐欺に遭うことをまず想定してかかるべきだね。
ドットネットもWindowsDNAとかDCOMというようなテクノロジーと同じく、すぐにMicrosoftが後ろに引っ込めてしまう類のものになると思うね。


今年はコンピュータなんかより、健康関連商品の注目度が上がったと感じる。
これはマイブームなのかもしれないが、前述のブルーベリーに関して言えば、ブルーベリーに含まれるアントシアニンが目に良いとか、大豆に含まれるイソフラボンが女性ホルモンの代わりになるとか、そんなもんばっかり追いかけていたなあ。
「水」も相当なブームだ。アサヒ本生は潰瘍..違った(IMEは時々笑える変換をしてくれる)海洋深層水を使っているとか言っているけど、筆者はすきっ腹の時、本生を飲んで、二日間も頭が痛かった。これは、よく原料が混ざっていない証拠だ。筆者がビールなどの穀物酒に非常に弱いからなのかもしれないが、海洋深層水なんてフレーズはセールストーク以外の何物でもないと思う。アサヒビールにこの水の詳細について質問したら、ろくな答えしか返ってこなかった。
(つまりどれだけこの水が本生の中に含有されているかということなのだが。)
筆者は、海洋深層水を本当に使っているなら、海の生態系を壊すのではないかと感じたから質問したのだ。どちらにせよ、発泡酒はまずい。本生の海洋深層水はIMEのバカ変換が示すように潰瘍深層水なのかもね。ビールもドライだけが唯一まずくなくて飲めると思う筆者だから、そう感じるのかもしれないが、水っぽいんだ。どうせ、酔っ払うために多くの人が飲んでいるから安酒で十分なのか。だったら、アルコール自体を買って、家で水で混ぜて飲めばいい。
潰瘍深層水を使うより、「ばらけた水」(ある大学の専門バカいわく、ばらけてるかどうかなんて、そんなもん測定できるかと傲慢かましているが)を採用してもらいたいね。それだったら大してコストもかからずできるし、悪酔いも防げる。今流行りのトルマリンを普通の水の中に入れてシェイクすりゃあいいのだ。筆者は実際にそれをやって、ばらけていることを確認した。確認の方法はその水とトルマリンの破片と油を一緒にシェイクして、長時間混ざっているかどうかを見たのだ。あきらかに、トルマリンの入った水はそうではない水に比べて、長時間かなり細かいレベルで混ざっていることが確認できた。普通、水と油はすぐに分離するのに、混ざったままでいると言うのは水に極性がなくなり(通常、水分子の中にある水素原子に比べて酸素原子がマイナス側によっている。)、ばらけている何よりの証拠だ。
トルマリンは電気石と言われ、専門家連中は疑っているが何らかの電気的な効果があるのは間違いない。


それでも専門バカ連中が斜に構えて最近の水ブームなんて単なる信仰に過ぎないと薄ら笑みを浮かべるのは筆者にも半分だけうなずける。なんせ、とんでもなく高いのがたくさんあるのだ。あるポリ容器に水を入れただけで、水道水がおいしくなるという触れ込みの商品を東急ハンズで売っていたが、これが途方もなく高いのだ。パテントを取っているから高いようなのだが、効果があったとしてもあんな何の変哲もないポリ容器に数千円を払うのはぼったくりもいいところだ。スーパーで売っているアルカリイオン水もとんでもなく高いね。筆者も数年前は「六甲のおいしい水」をよく買っていたが、浄水器を買って、ミネラル成分が溶け出すセラミック(1000円程度)を浄水器で通した水のあるペットボトルの中に入れれば、十分六甲のおいしい水と張り合えるぐらいうまい水が出来る。まあ、大阪の水は以前出張でホテルで飲んだ水が極めてまずいのを体験したので、場所によってはスーパーで売っているアルカリイオン水は販売する意味はあるのだろう。でも高い。水を少し酸性にした水をアストリンゼント水(肌を引き締める水)として法外な値段で販売しているWebサイトも見たことがある。アストリンゼント水なんて簡単に作れる。酢を少し、水に混ぜりゃあいいのだ。酢が嫌ならクエン酸の粉末でもいい。こっちはレモン味だから万人向きか(飲むわけではないが)。

最近、浄水器で使用するフィルターの中空内膜に銀を使用しているという驚きの記事を経済関連の雑誌で読んだ。一方で、この記事は信じられないことだが、銀が水銀に変化すると言うようなことを述べており、「おいおい、どっちも元素だぞ、核融合が起こるのか」と思ったのだが。要するに塩素除去のために銀と反応させて塩化銀にしてしまえばカルキ臭がなくなるということなのだろう。銀そのものの毒性は筆者は知らないが、水道水の塩素と言うのは塩酸をきわめて薄くしたものと仮定するなら、塩化銀水溶液の方が安全と言うことなのか?
その記事によれば、水道管は鉛を使用し、その鉛が水道水に溶けているそうだから、普通の浄水器では取り除くことが出来ないので、いまさら銀を使おうが大して毒性の差はないのかもね。それでも嫌な話だ。

トルマリン関連で言えば、マイナスイオンも専門バカ連中があざ笑う格好のネタになっている。
筆者も騙されたクチなのかもしれないが、イオンクリスタと言う空気清浄機を購入した。
(行政命令が出た後に改良されたタイプ)単にとがった金属の先端に高電圧をかけて、そこから出た高電圧の電気が空気中を通るときに細かいゴミが飛び出した電荷にくっついて、もう一方の電極にくっつく程度の製品なのだが、確かに、フィルター(トイレットペーパーなのだが)は長時間運転した後には真っ黒くなるので効果はあるのだろう。家の近くには国道があるし、掃除していない窓枠はカビ以外にもおなじような真っ黒いゴミがたくさん付着しているから清浄機の効果は明らかにあるといえる。
しかし、マイナスイオン自体の効果は全く不明だ。筆者は幾つかのマイナスイオン発生器のそばに顔を近づけても、雨上がり直後(マイナスイオンがたくさん出ていると言う。滝の近くにいる時も同様)に感じる爽快な気分にはなれなかった。
多分自然の爽快感を人工的に作り出せるものはまだないと思う。

筆者も踊らされている健康関連商品だが、これからは健康や環境関連の知識をもつほうがコンピュータの知識をもつより絶対にいいと思うね。言うまでもなく健康はあらゆる活動の基盤だし。だから他人の努力の上前をはねる証券会社がエコファンドなるものを作ったりするのだ。
騙されてもいいじゃないか、失敗しなければ真の知識は身につかないから。でも少額で騙される(試す)べきだね

初心者にはコンピュータに「使われてはいけない」と教えるべきだね。呪文のようなコマンドをブラインドタッチで打つようになったらコンピュータの奴隷になったのも同然だと思うべきだ。本当は機械が人間に擦り寄らなくちゃいけないのだ。タイピングソフトで「あたたたたた!」なんて努力して言わせなくても別にいいんだ。

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