間接光のコンピュータモニターをメーカーは開発せよ!
モニターを液晶に変えたのだが、こんなにも明るいとは。現在一番暗くして使用している。先月初旬、かつてない目の痛みと肺の痛みが襲ってきて、これは明らかに目の使いすぎが原因だと見て、結局液晶モニターを買った。それ以前にもプラズマシートと言う不思議なシートをCRTの前に入れて使っていて目のかつてない重い痛みは軽減されたのだが、肺の痛み、吐き気が収まらず、液晶を買ってしまった。
しかし、それでも肺の痛みと吐き気は収まらなかった。モニターをちょっと見ただけでその症状はすぐに出る。CRTから出る有害な電磁波は液晶ではほとんど出ていないと思うし(紫外線は出ているようだが)、考えられるのは、光そのものを見ているのが問題なのだと言うことで、Windowsの画面設定で出来るだけ黒い表示にして、サングラスを必ずつけるようにしたら、やっと収まった。加えて仮に紫外線が出ていても出来るだけ黒い表示にし、輝度を下げれば相対的に少なくなっていることだろう。(このページは筆者の設定に近い背景色と文字色にしている)
やはり明るい光を見つづけるのは体には辛いことなのだ。多くのWebページやデフォルトのWindowsの色表示はバックが白で文字が黒と言う設定になっているが、これは明らかに目にはきつい。今のモニターというのは最近のTFT液晶モニターを含め、発光体を至近距離で見続ける仕組みになっているからだ。TFT液晶モニターの場合、バックライトが使用者の方に向かって光っているし、CRTも電子線が使用者に向かって飛んでいき、蛍光体にあたって可視光線になる。しかし、多くのWebページはそのことを考慮せずに、本や雑誌と同じ色にしている。しかし本や雑誌の白い部分は自ら発光しているわけではないのだ。
本や雑誌の余白部分が発光しているのを想像すればよい。目に辛いと言うのはすぐにわかるはずだ。我々は弱い光ながらも電球や蛍光灯を長時間見続けることを強いられているのと同じだ。
有機ELも自発光デバイスだ。ますます現代人の眼精疲労は加速されるだろう。筆者は眼精疲労を軽減するソフトを作ったが、これを作ったおかげで更に眼精疲労が酷くなってしまった。
電機メーカーは自発光ではない、人間が風景を見る時の様に、間接光でカラー表示するディスプレイを開発すべきだね。つまり、発光体を人に向けるのではなく、人が見る部分に当てるやり方だ。現在筆者が知っている限りでは、そのような方式はプロジェクターしか思い出せない。超小型のプロジェクターでもかなり大掛かりになってしまうだろう。
ならば難しいとは思うが次の方式はどうだろう。今の液晶モニターからイメージすれば、バックライトならぬフロントライトにするのだ。モニターを使う人間から見ればそのモニターは、最前面にフロントライト、次に実際に人間が見るもの(CRTで言うところの蛍光体)が存在するようにする。
もちろんフロントライト部分は人間には見えない透明なもので出来ていて、発光する光は可視光線ではない光にする。光は使用者の視線と同じ方向で、使用者が実際に見るものに当てる。そして人間が実際に見るところで可視光線に変換される。これはCRTの電子線と蛍光体の関係に置き換えることが出来るが、それ以外のものを望みたい。フロントライトが発光する光は人に比較的無害な遠赤外線にすべきだ。なぜなら仮に遠赤外線が漏れ出ても単に人間の体では微妙に暖かいと感じるだけで済むからだ。そして人間が実際に見る部分は、遠赤外線が可視光線に変換される物質を塗布する。もし、遠赤外線(と呼ばれている電磁波)の周波数帯幅より可視光線の周波数帯幅の方が広い場合は問題になってしまうのだが。
ディスプレイメーカーの人達がもしこのコラムを読んでいるのなら、このアイデアを実現させてくれ!
新たな収益源になるのは間違いないぞ!
これぞニッポンの匠の力が必要な高度な技術になるのは間違いない。