積極的に病気を治そうと考えるな!そう考える人は怠けるのが一番だ

筆者のコラムの中に「風邪はパブロン1錠で長期連用か」というのがあるが、結構このコラムを読んでいる人が多い。しかし、このコラムに書いていることを決して実行してはならない。筆者を反面教師として受け取ってもらいたい。風邪薬でも重大な後遺症を患う事があるからだ。
何日か前、「私は薬に殺される」と言う本を立ち読みしたが、これも安易に薬に頼ったがために起こった悲劇が綴られている。この著者はバリバリの営業マンだった人で、体内の脂肪分が極めて高い状態にあり、それを薬で治そうとしたのが悲劇の始まりだったという。
まさか、脂肪分を少なくする薬があるとはね..

この本の著者も筆者もそうだが、病気を直すために安直に薬に頼ったりするととんでもないことに遭う。肥満なら特に生活習慣を根本的に変える必要があるのは言うまでも無い。

この著者は医者の言うことをしっかりと実行して更に悪化してしまったことを述べているが、とにかく悪いものはさっさと片付けてしまおうと言う焦った気持ちが、更に状況を悪くしたのではとも推測できる。
というのは筆者も、寝込むほどの風邪にならないように早めに風邪薬を連用したために治りが非常に遅くなってしまったのだ。要するに急がば回れと言うことだ。

もちろん医者の方にも問題がある。安易に薬を与えると言う誰でもできるような仕事ばっかりせずに、正確な診断をするようにしてもらいたい。

結論からすれば、健康診断で肥満と診断されても薬を使って積極的に直すというのはダメだね。根本的に生活習慣を変えないと。以前テレビで院長をやってた、ちょっと口の悪い医者が「病院なんちゅうもんは、死ぬ間際に行くもんだ」のようなことを言っていたが筆者もそれに同感である。

筆者の場合、風邪かなと思った時は、周富徳が以前テレビで言っていたのだが、コカコーラを熱して生姜を入れた飲み物で直すようにした。確かに初期症状である頭痛が何時間かおきに2杯程度飲んで暖かくして安静にすると治るのである。この経験はアセトアミノフェンが入った薬以外でははじめての経験だ。

ただし、コーラも筆者は医薬品として見ている。というのはコーラは昔頭痛薬として販売されていたのだが、さっぱり売れないから清涼飲料水として販売したというのだ。
(そのようなことが書いた本を筆者が読んだ記憶がある。)
おまけに、コカコーラのコカとはコカインのコカで、初期のコカコーラは実際にコカの葉っぱが使われていたと言うのだがら、ますます薬剤に近い飲み物だと感じさせる。

外国で数百キロにもなる人間を手術で脂肪を切り取ったと言う話をテレビで聞いたが、これは最終手段だ。誰でもこの方法が最善の方法ではないと思うだろう。だけど、多くの人はそれに近い安直な方法をしている。脂肪をくるんで体外に排出させるダイエット製品やその他、同じ効能のある食品を大量摂取するのだ。
脂肪分のある食べ物を食べないのが最善の方法なのに、こんなアホなことをするとしたら、うまいもんたくさん食って、ゲロをして更に食いつづけたと言うローマ帝国末期の人間と何ら変わりがない。多分今の時代はローマ帝国末期と同じ時代なんだろうね。

健康番組を見て薦められた食べ物を大量摂取して満足するのではなく、医者任せにしないで本人自身も何が問題なのか正確に診断をしようとする心がけが必要だね。考えるのは無駄ではない。

元に戻る