ラヂオのページ
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はじめに

このページは、ラジオの設計を懇切丁寧に説明しようとしたページです。目標は小学校高学年でも完全に理解できること。かと言って、レベルの低い内容にはしません。多分、現場で働いている若手の電子回路技術者でも知らないことが多いと思います(??)。というのは、現在あまりにも電子回路の設計はIC(集積回路)を使ったものばかりで、かつディジタル回路が大きく幅を利かせているからです。もちろんラジオはアナログ回路です。一部ディジタル回路技術を使ってものもありますが、基本はアナログ回路です。

現在、この基本的なアナログ回路技術をもった技術者が少ないと言われています。それは前述のようにICがかなり普及したことが原因だと思います。きっとコンピュータのソフトウェアも同じような状況になるでしょう。筆者はパソコンの発展と共に成長した人間なので、無理なくコンピュータのソフトウェアについて学習することができました。今の電子回路設計に携わっている人も同じように、子供時代に今よりかなり単純なつくりのラジオを分解したり修理したりして、理論と実践的な技術を習得し、市場の製品も当時子供だった技術者のレベルが上がるのと同時に進化していったことだろうと思います。しかし、もうそのような時代は訪れません。このページは、後の世代に根本的な技術を継承するためと自分のノート代わりに作りました。かなり冗長な部分があり、かつ間違っているところもあるかもしれません。

 技術を習得し始めた頃の認識を記述するのは後に同じ技術を習得する人にとって非常に貴重なものとなると思います。ある程度技術を習得した人にとって、初心者がどこでつまづいているのか認識するのはわかりづらいと思います。というのは玄人も昔門外漢であった頃、悩んでいたことをすっかり忘れてしまっていて、的確に指示したつもりでも初心者からすれば非常に高度な内容でそこまで理解がついて行けないのです。
後になって見れば大したことないことでも、相当な時間をかけて解決してきた問題がたくさんあったのだし、あるのです。

このページは、電子回路では門外漢である筆者が書いたものなので全て正確とは言えないかも知れませんが、一応実験で確かめたものだけを主に取り上げますので、真実とは大きくかけ離れたものにはならないと思います。

参考になる書籍

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抵抗、コンデンサ、コイルについて

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NFB(負帰還増幅回路)

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短波ラジオの製作