Collectors' Folder (コレクターズ フォルダー)
written by shinsuke okazaki
for WindowsXP/Windows2000(WindowsVistaは未確認)
(Windows95/98/Meでは動きません)
Collectors' FolderはWindowsパソコン上の各種ファイル処理を出来るだけ自動化し、手作業によるファイル処理を軽減することを目指した常駐型のソフトウェアです。
みなさんは、決まりきったファイル処理をエクスプローラなどを使った手作業で毎日やっていませんか?それを面倒だと思って小さなツール類を使って省力化されている方もいるでしょう。
Collectors' Folderはそのような作業を包括的に自動的に行わせるソフトウェアです。常駐型のバックアップソフトの拡張版と見ても構いません.
このソフトウェアはシェアウェアです。継続利用したい場合は送金登録をしてください。試用期間は特に設けていませんが、試用版の時は起動時にダイアログボックスが起動し、アクション(ファイル操作の一単位)は2つまでしか実行できません。それ以外は全機能を利用できます。
最新情報、最新版のダウンロードは、なつはぜソフトウェアで。
主な機能
コピー、移動、削除、ショートカット作成、アーカイブ(CABファイルのみ)、ミラーリング、タスク
ファイルの日付、内容を見てサブフォルダを作成
動作タイミングは、起動時、終了時、ファイルが更新された時、指定アプリケーションの起動または終了時、リムーバブルメディアがアクセス可能になった時
設定を簡単にするカスタムアクション.....など
設定ウィンドウのスクリーンショット
特徴的なのはWindows2000以上とNTFSでフォーマットしたドライブという環境で使用可能なファイル更新機能を活用していることです。これにより真のリアルタイムバックアップやミラーリングを実現しています。(Windows2000以上でNTFSドライブのある環境は今では一般的な環境になっていると思います)
何もファイル処理をユーザがしなければCollectors' Folderの負荷はほとんどかかりません。一定時間ごとに更新されたファイルをハードディスクからチェックすることもありません。また同じフォルダにある大量のファイルの中からコピーしたいファイルが少ない場合でも,Collectors' Folderはファイル更新通知を待つだけなので、負荷が上がることはありません。
この機能はNTFSの管理機能の一つであるChangeJournalというサービスを使って実現しています。(このサービスを有効にしても筆者の体感では速度低下は起こっていません。ファイルの内容を取り込むインデックスサービスよりは低負荷なのは確実です。)
また、CPU使用率を見てファイル処理を遅らせることが出来ますので、高負荷発生時にはファイル処理を一時的に止めます。(デフォルトで有効になっています)
これらの理由により常駐型ソフトでありながら実際のパソコンの使用感があまり遅く感じられずにいつの間にか指定したフォルダにファイルが整理されていくようになります。ノートパソコン上でもファイルチェックを頻繁に行わないためバッテリ使用量が大きく上がることはありません。
設定ウィンドウは取っつきやすいようにあえてOutlook Expressのインターフェイスに似せて作ってあります。
簡単にアクション(ファイル操作の一単位)を設定できるカスタムアクションを用意してありますので、試してみてください。(左下のツリーウィンドウ内にあります)
ダウンロードはこのページから
更新履歴
1.0 2008 2/29 正式リリース
1.0β4 12/11
1.arc(cab)とcopyのリストアを追加。今まで暫定的にあったリストア(復元)の機能は削除
「世代管理」タブで「ファイル日付によるフォルダ作成」を選択し、かつ「フルアクション時は無効にする」が選択されているときのみリストアが出来る。
2.コピーの[1分未満しか存在しないファイルは消去]はデフォルトで有効にして設定項目から消した。
3.カスタムアクションの一番最初にある、「リアルタイムバックアップ」はリストア可能な設定に変更。
4.テスト実行時に出力側にフォルダが作成される問題を修正。
5..即時実行、リストア終了時にアクション完了を示すメッセージボックスを表示
6.設定ウィンドウ、左下の新規アクションペインでリターンキーでもアクション設定ウィンドウを起動できるようにした。
7.今回のβ版は2008年2月まで使用可能にした。
1.0β3 11/09
1.「ファイルフィルタ」ページの「含まれる文字列」に正規表現(ライブラリはK.Kosako氏 著作の鬼車ver5.90 使用)を使用可能。 加えてデジカメ写真のExif情報やファイルのプロパティ情報(「概要」タブの情報やExcelなどの「カスタム」タブ)もサーチ可能にした
2.「ファイル情報から出力フォルダ指定」ページに「ファイルの中身によるフォルダ作成」を追加。ファイルのプロパティ情報やExif情報をフォルダ名にすることができる。
3.コピーアクションで、コピー元フォルダ内で1分以内に消されたファイルはコピー先でも消すオプションを追加
この追加の派生で設定最終オプションページでChangeJournalの通知コードを変更することを可能にした(タスクのアクション以外ほとんど意味はない)
4.ログファイル、テスト実行ファイルの先頭にUTF16-LEを示すBOM(Byte Order Mark)を付加。BOMを認識できるエディタなら文字コードの変更をする必要はなくなります。
1.0β2 070830
1.起動タイミングに「特定アプリケーションのウィンドウ起動時または終了時」を追加
2.オプションでcabファイルの圧縮タイプ、無圧縮するファイルタイプを指定可能にした
3.パス入力で”/CSIDL:値の時サブフォルダを指定可能にした(例:/CSIDL:0x5\subfolder)
4.WindowsXP上で設定ウィンドウのプロパティ部分の表示の不具合を解消(完璧ではない)
5.設定ウィンドウにアクションごとのアイコンを追加
6.既に設定してあるカスタムアクションの編集を可能にした。
7.カスタムアクションは別ファイルにした。
1.0β 2007 7/31
最初のリリース ヘルプ無し WindowsXP上で設定ウィンドウの表示がおかしい
インストーラ無し。WindowsXP上ではさほどテストをしていない