Fasie

 はじめに

 エクスプローラが今のOSのデフォルトのファイル管理ソフトとなっているが、機能が中途半端で何かと不便なところがある。だから各種ファイル管理ソフトを開発し、使用しているオンラインユーザがたくさんいるのだろう。しかし私の場合不便でもわざわざ各種ファイル管理ソフトを使うよりも、はじめからあるエクスプローラを使ってしまうのである。そういうユーザは多いと思う。そういうユーザのために、このFasieというツールはある程度アシストしてくれるだろう。

(窓の杜で紹介されました。)

Vectorでも紹介されました

 特にエクスプローラはファイルのソートや表示が中途半端だ。完全にユーザの思い通りになってくれない。このツールの名の由来はエクスプローラ上でのファイルの自動ソートプログラムの頭文字をとったものである。

(Files Automatic Sorter In Explorer 厳密には Automatic Files ..が正しいかな?)

自動ソートといっても、ユーザがオペレーションできるソート方法や表示形式を、外部のプログラム上からメッセージを送ってエクスプローラがソートするだけのことです。

 Fasieは、エクスプローラだけでなく、フォルダウィンドウ、コモンファイルダイアログ(新しいバージョンのやつも)のソートも行うことができ、表示の種類やウィンドウのサイズもあらかじめ指定することができる。おまけに特定のフォルダや特定のアプリケーションのファイルダイアログだけに適用する表示形式も設定できます。

(WindowsXPが出たとき、同じような機能があるので、このソフトも意味がなくなるかと思っていたら、どうも設定がいつのまにか変化するらしく逆にこのようなソフトの存在意義が出てしまっているようだ。普段はWinXPは使っていない。)

最初から意図した表示形式になることで、オペレーションを少なくすることができ、表示位置とソート方法が固定化されることで、視点移動が最短距離に抑えられ、画面の中で迷子になることが少なくなります。眼精疲労でお悩みの方には必須のユーティリティですね?!

ver2.0からマウスジェスチャーでお気に入りのフォルダやこれまで表示した複数のフォルダをメニューで表示し、選択できるようになり、素早いフォルダ移動が可能になりました。(Win95系のOSは除く。ただし、他のファイル操作などは可能) 流行りのタブより断然使い勝手がいいと作者は思ってます。

(タブだとウィンドウサイズが大きいほどマウスカーソルの移動量が大きくなるし、タブの幅が固定されているから長いファイル/フォルダ名をすぐに見ることができない問題がある)

下のポップアップメニューがフォルダ変更メニュー。(履歴+お気に入り)

5ボタンマウスの4番目か5番目のボタンに割り当てれば、クリックだけでメニューがその場に出る。マウスカーソルを全く移動させないから非常に楽だ!もちろん、1キーでも呼び出し可能。キーボードオペレーションが好きな人にも大丈夫

設定プログラムを起動すると、 fasie.cfg という設定ファイルが出力されます。

 

設定プログラムのスクリーンショット

 

セットアップ方法  

アーカイブファイルを実行すればスタートアップフォルダにFasieが登録され、すぐに実行されます。設定ファイルがないと(最初は必ずそうである)、設定ダイアログが現れます。Fasieは常駐型プログラムで、実行中はタスクトレイにFasieのアイコンが出ます。そのアイコンをクリックするとメニューが出て各種設定を行えます。

使用可能OS

私が確認したものはWindowsXP, WindowsNT Ver4.0 Windows98, Windows95,Windows2000のみです

注意

1.動作が緩慢なパソコンでで遅延時間を短くすると、アプリケーションエラーやシステムがクラッシュするかもしれません。

 

2.ファイルダイアログのサイズ変更は、リサイズ可能なファイルダイアログのみ変更します。

 

3.ファイルダイアログの認識方法は完全ではありませんので、思ってもいないウィンドウがリサイズされる可能性があります。(現に最初のバージョンでは検索ウィンドウがリサイズされてしまいました)

 

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