特定文字列を取得する関数(イベント)　　LTCustomizer21 for AutoCAD LT リファレンスマニュアル
　

ActiveX
    Event OnGetUserDefinedCmd(bstr As String)
C/C++
   LTC_get_extra_string(BSTR *bstr);

bstr:取得した特定文字列

OnGetUserDefinedCmd()はイベントなので、取得した文字列が自動的にこのイベントを通して通知されます。C/C++環境の場合は、 LTC_enable_extra_command ()で通知するウィンドウとリソースIDを指定しなれば、 LTCustomizer21呼び出し側の方でタイマープロセスを作るか、ワーカースレッドの中で、ある一定時間間隔の中でLTC_get_extra_string()を呼び出して取得します。

enable_extra_command()の第２引数の値をマイナスにするとすべてのコマンドラインの文字列とコマンドラインの履歴の文字列(プロンプト文字列まで)を拾ってきます。両文字列の間には\n(chr(10))が区切り文字として挿入されています。また、この状態でadd_watch_cmdline_string()で指定した文字列を設定すると、コマンドラインが指定した文字列のときだけ通知します。

注意：

これらのイベントはAutoCAD/LT上でコマンドをタイプしたり、メニューやツールバーでコマンドを発行した時のコマンド文字列を監視するものです。LTCustomizer21使用アプリケーションがcommand()などで文字列を送出したものを監視するものではありません。もし、そのようなことをすると、予期しない動作になります。

参照

enable_extra_command()
set_extra_word()
disable_delete_extra_command()
add_watch_cmdline_string()