Fasie7 Ver1.00リリース
ツイートWindows 7専用のFasieです。概要は右側のリンクを見てください。
ベータ版では64bit専用と言っていましたが、今回32bit版も対応させました。
また、ベータ版では別途VisualStudio2010のライブラリのインストールが必要でしたが、正式版はそれをインストールする必要はありません。
Fasie2の正規ユーザは無料で利用できます。Fasie2の登録情報がそのまま使用できます。
ダウンロードは右側のリンクからお願いします。
新機能は
1.マウスジェスチャーに「コマンドバー上」を追加。コマンドバー上の何もないところにマウスカーソルを置くと指定コマンドを発行できる。
2.フォルダー内に指定した拡張子を持つファイルが多いと、プレビューウィンドウを自動表示する機能
3.お気に入りメニューに「よく使うファイル」を追加。(ダブルクリックして開いたファイルをお気に入りメニューに自動登録する機能)
どれもFasie2から大して機能Upがないから急遽思いつきで付けた機能ばかりです。
1番目の機能はコマンドとして「フォルダーにコピー」などを割り当てると、いい感じです。クリックしないというのがラクというだけの機能です。
2番目の機能は、Windows7のプレビューウィンドウが欲しいときに自動的に表示させるために設けました。Windows7はこのウィンドウをファイルを見て自動制御していません。
3番目の機能はファイルをダブルクリックしてそのファイルの存在するフォルダも自動登録するようにしました。
2番目と3番目は初期状態で機能が有効になっています。煩わしい、重たいと感じる方は設定ダイアログで機能を無効にしてください。
….余談
それにしても、このソフトほど作るのが難しいソフトはなかった。比較的新しいCOMインターフェイスであるUIAutomationというものがあるというのを偶然見つけて、Web上の少ない情報を元にCOMプログラミングに慣れていないのもあって使いこなすのがすさまじく難しかった。
UIAutomationがなければWindows7のエクスプローラは事実上思ったように操作できない。正当なやり方としてシェルインターフェイスもあるのだが、それだと望むべき機能は実装できない。基本的な実装方法は、Windows95対応のFasieと同様、エクスプローラを外部からつついて思ったように動作させるやり方です。
残念ながら今でも完璧には動いていませんが、相当意地悪な操作をしない限りクラッシュすることはないと思います。具体的には、デスクトップの表示後になぜかクラッシュするのです。内部でデスクトップ表示時は機能を無効にして回避していますが、完璧ではありません。
βバージョンでもかなり作り込んだと思ったのですが、あのあとから更にエクスプローラの機能に思ってもいないものがあるとわかったので作り直した部分がかなりあります。
根本的なバグはここ1ヶ月で相当潰しましたが、Windows 7のエクスプローラほど難攻不落のソフトはないですね。Windows7エクスプローラは表示形態やソート方法、表示項目があまりにも多く、余計と思えるほどで、混乱する人がほとんどだと思います。
特にわかりづらいのは、ライブラリフォルダ内の「整列」で、従来からあるソートを示す「並び替え」に加えたソート方法なのです。「整列」で「フォルダー」以外の設定にしたら基本的に「並び替え」は出来なくなりますが、完全にそうかと言えばそうではないのです。
Fasie7の基本機能は、正直言ってWindows7になってフォルダ毎の表示形態をちゃんと記憶するため、ほとんど意味がないと思う方がほとんどだと思いますが、その部分の実装だけに一番時間をかけてしまいました。この機能がないとFasieとは言えなくなってしまうからです。ほとんど意地で作ったようなものです。
もう1年もしないうちにWindows7の次期バージョンが出てしまいます。まさに遅きに失してしまった感ですが、次期バージョンを仮に作るとしたら、今度はそんなに時間はかからないでしょう。
…とはいえ、ユーティリティソフトは労多くして功少なしですね。OSがバージョンアップする毎に便利な機能は全部取り込んでしまうのですから。
新しいサイト構築直後に言う言葉ではないですが、もうソフトは潮時ですね(笑)。まあ、ハイテク関連全般的に言える話で陳腐化が早すぎるのです。PCもテレビもソフトも全部「生もの」のようだ。
Posted: 2012 年 1月 18 日, カテゴリー Fasie7.