なつはぜソフトウェア

MicrosoftStoreで提供されているX Button Maker Proの提供を中止しました。
（現在はダウンロード（つまり購入を意味する）ができない状態にしただけで、既に購入したユーザの皆さんだけはダウンロードはできる可能性があります。もし、それができないならメールにてお知らせください。）

提供中止した理由は、ストア開設者の入力項目に「税務フォーム」というものがあり、これが日本在住者の場合、米国歳入庁へ提出する書類を作成する項目だからというのが最大の理由です。要するに売り上げに関する諸々の事はMicrosoftがやるのではなく、ストア開設者が米国歳入庁に直接必要書類を提出してくださいと言う事なのです。

私は大した売上本数でないのにこのような面倒な事をやらすMicrosoftに憤りを感じており、また、この入力項目は多くの入力項目が何ページにもわたって入力する必要があり、最後の最後で歳入庁へ提出する書類だと分かるものなのです。Web上の説明では具体的に歳入庁とは記述されてなく、非常に曖昧模糊した説明であり、どうしてこのような事を米国在住者ではないストア開設者にさせるのか納得できません。加えて税務関連のアドバイスはできないとMicrosoftの従業員からメールで言われました。税務フォームの入力項目は源泉徴収率の設定項目があり、勝手に税金を分捕られる可能性は無いとは言い切れません。このことも納得しませんし、容認するわけにはいきません。

大晦日である今日、この税務フォームの効力が期限切れとなり、具体的どうなるのかはわかりませんが、多分有料商品の提供が出来なくなる可能性があると思われるので提供中止しました。

Microsoftはこの税務フォームの入力項目だけではなく、あらゆる設定項目が米国在住者向けだけのために設計されたものばかりで、他の国の人たちには機械翻訳で対応させているだけです。しかもその翻訳精度はロクなものではないのは皆が分かっていることなのに（最近の報道でもWindows11の更新メッセージの変な日本語や、堺マッスルラインと訳したのもMicrosoft）、ユーザに面倒な事を押し付けているのが私は気に入りません。

そして、私はこの税務フォームの入力を完了しようと一度は努力したのでしたが、それができなかったのです。単にERRORだけがでてきて何が原因なのか全くわからず、何がいけないのかも表示しませんでした。一度は嫌々ながらも日本のマイナンバーなどを入力して更新しようとしたのですが、長い設定項目の最後の最後で理由もわからないERRORが出てきて終わったのです。
これで完全に私はキレてしまいました。Microsoftからは動画を送って欲しいと言ってきたのも更に怒りを倍増させました。
こんな重要なものを一介のユーザにデバッグの手伝いをさせるのか！と
「銀行や証券会社が自分らのシステムに関して顧客にこんな事をさせますか？」と私はメールで問いただしました。

実はこの設定項目は、ブラウザのある設定項目を変えないとまともに出てこないもので、これも動画を送って欲しいと言われて最初はその通りに従ったのです。この時の不具合は、ストアの設計者しか分からないようなエラー番号が表示されていたので対処できたのでしょうが、私はわざわざ面倒な不具合が起きないようMicrosoft Store関連の設定はあえてMicrosoft Edgeを使っていたにもかかわらず、このような問題が発生してしまった事にも呆れていました。私はEdgeの使用は、Microsoft Store関連とホームに表示されるニュースぐらいしか使っておらず、設定項目は何もいじっていなかったのです。それでこの不具合の発生。Microsoftのクラウドシステムが実はロクでもないんじゃないのかと思ってしまいました。作りこみが甘すぎます。将来Microsoftは、Microsoft Officeだけの会社になるんじゃないのかと思ったほどです。

最近のMicrosoft関連の報道を見ていると、極めていい加減、信頼性を欠如させる方策が目立ちます。完成度の低いWindowsの更新を度々行い、致命的なバグも新たにリリースしているという有様です。例えばプリンタが使えなくなると言うのは企業ユーザにとっては大問題でしょう。
加えて米国自体もMicrosoft同様極めて不安定な状態に思えるので、それにもろに関わる訳にはいかないと言う危機感が私にはあります。つまり、たびたび政府機関閉鎖の報道がなされる国の税務組織（米国歳入庁）に直接かかわりたくないと言う事です。

したがって、私は今後MicrosoftStoreにソフトウェアを登録するのはフリーソフトも含めてやめることに決定しました。もうMicrosoftに振り回されたくありませんし、Microsoftとは関わり合いを徐々に無くしていこうと思っています。最終的にはWindowsからも離れるかもしれません。何十年も関わってきた会社ですが残念な事です。

この有料版は大して売れてもいないので、もう無料にしてもいいのではないかと思ってるのですが、ここ一か月ぐらいの反応で決めようと思っています。まあこの商品の顧客情報を私は知りませんし（基本的にストア開設者はそうだと思われる）、知ろうとするにはAzureのディレクトリサービスに加入しなくてはならないみたいなので、それに加入しようとしたら無料で登録できる割には各種有料サービスがずらっと出てきて、スパムサイトの様に見えたので「ああ、Microsoftの立場から見てもソフト産業は終わりなんだ」と悟りました。顧客情報を知るだけでもカネを徴収する可能性が高いと思ったのでAzureには参加しませんでした。

Microsoftに「顧客のメールアドレスだけでもいいから教えて欲しい」と言ってきても回答は無く、関係のない頓珍漢な事を言ってくるし、もう話し合いは事実上出来ません。顧客のメールアドレスだけでも知っていたら、X Button Maker Proがダウンロードできなかったり、使えなくなった場合を考慮して私はBattenXの正規ユーザ情報を送付していたことでしょう。

それにしてもまさか、今年一年の間にStores.jpに続けてMicrosoft Storeからも離れるとは思ってもみませんでした。これまで加入した決済サービスは、全部その運営企業の身勝手さで私が脱退せざるを得なかったのです。

したがって、私は今後決済サービスに一切加入せず、仮におカネを貰う商品を提供する場合、一番最初に戻って単純な銀行振り込みだけにすることに決定しました。