麺作り機 MCS203 :メンテナンスに関し致命的欠陥あり
タカラトミーのそば打ち名人で紹介した商品だ。包丁でそばをせん切りすると素人がやるのでサイズが大きくなりすぎるから、購入したものだ。
確かに、均一には切れる。しかし、商品の横幅が狭く、そば打ち名人で伸ばしたそばでも幅は広すぎて縦に半分切る必要がある。
一見すると非常にメンテナンス性のいい商品の様に思われるが、今回とんでもない致命的欠陥に出くわしてしまった。
内部ローラーの幅を狭くして麺を作ったばっかりに、ローラーを取り巻くカバーと言うべきプラスチック部分とローラーの間にこねた蕎麦がこびりついてしまったのだ。
これはこの商品の上部カバーを開き上から見ただけでは分からない。下から見て初めてそのローラーにカバーがあると判別できるのだ。
私はこの商品をしまおうとした時に初めてその存在を発見した。
こびりついたそばをヘラの様なもので取ろうとしてもうまく取れない。以下の写真を見れば分かるが、カバーに黒ずんだ部分があるが、これがこびりついて取れない蕎麦だ
仕方なく分解したら、強引に力任せに外さないとカバーが取り外せないので無理だと思って断念した。..というより、この様な不具合が今後起こったら再度分解する必要があるからこの商品を使う意味はなく処分しようと判断したのだ。写真の様に分解してしまうと、手順書が無い限り再度組み立てはかなり難しいと思われる。
これは思っても見ない不具合だ。なぜ、ローラー部分にその様なカバーが存在するのか? 今回のような失敗が仮に無くても、ローラー部分に食材がこびりつく可能性は排除できないので、ローラー部分を簡単に取り外して掃除できる仕組みが絶対に必要だ。
3回程度の使用で廃棄処分とは非常に残念だ。
そばを栽培して収穫して手作業でそばの実を選別し、岩谷の電動ミルで粉にして、ふるいをかけて皮を取り除き、そば打ち名人でそば粉をこねて、最後の最後でとんでもない失敗をしてしまった。そば粉を作ってから1時間もかかって出来て手製のざるそばを食べた後の悲劇。
穀物を食するのはこんなにも手間がかかるのかと思い知らされる。野菜は作るのは難しいが、収穫とその後の作業は穀物に比べれば圧倒的に楽だ。
投稿: 2015年 4月 25日, カテゴリ DIY.