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Grandstream GXP1620:2アカウント設定可能なIP電話機。IP電話機はもうこのメーカーの商品しか見当たらない

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Grandstream GXP1620 IP電話機 2-SIP バックライトLCD
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Grandstream GXP1620 amazon.co.jp

私は2つのIP電話のアカウントを持っていて、1つは業者向けに使っている。ほとんど使わないし、着信待ちもほぼする必要性もないのでスマートフォンのIP電話アプリで代用していた。しかし、このIP電話アプリ使用中に通話が突然切れたり、スマホOSのセキュリティ設定の強化により、ロクに使ってないと、マイクの権限がいつのまにか勝手に剥奪され、いざという時通話が使えなかったり、発信時に勝手に楽天のアプリが起動して「プレフィックスを入れますか?」などと言ってくるので、ブチ切れてしょうがなく業者連絡用のIP電話を購入した。それがGXP1620である。
固定電話機であり、本当ならIP電話専用の携帯電話があればそちらの方がいいのだが、そんなものは聞いた事がない。多分存在しないだろう。なぜならIP電話機はこのメーカー以外もう見当たらなくなってしまったからだ。パナソニックは販売終了し、海外メーカーもシスコとか以前見られたが、amazonで見る限り今では出てこない。もうIP電話機は完全に廃れる運命なのだろう。

しかし、私としてはロクに使わない電話というものに基本料金を払い続けるのはバカらしいのでこれからもIP電話を自分のメインの電話にする。楽天のIP電話だけが基本料無料なのだが、残念ながらもう新規加入はできない。

GXP1620は2つのアカウント設定可能であり、今でも使っているGXP1160に比べてバックライト付き液晶であり、暗い時でも良好な視認性を提供してくれる(笑)
しかし、Grandstreamの電話機のバックライトは常時点灯したままというレビュー記事ばかり見られ、最初は敬遠していたのだが、どうせ時々電源を入れる程度のものだし、その時は目立って分かりやすい方がいいだろうという事であえてバックライト採用のものを購入した。(実は後で消灯できると分かったのだが…)

しかし、今回このレビューを書いた理由は別の理由がある。それは電話サーバーアカウントの入力設定時の問題だ。

GXP1620はユーザアカウントと、管理者アカウント2つ存在する。

本体が入っている箱の中に細かい字で書かれたクイックスタートガイドがあるが、その中に

PHONE CONFIGURATION:

という項目があり、5番目に
5. The default administrator username and password are
“admin”; the default end-user username is “user“ and the
password is “123”.

と書かれてある。小さい字で読むのも面倒でまともに読まなかった自分が悪かったのだが、私はエンドユーザーネームでログインしてSIPサーバーのアカウント設定が無くて散々悩まされたのだ。それでSIPアカウント設定可能な管理者用のIDがある事に気づくのに2時間くらいかかった。このクイックスタートガイドがWeb上のPDFにあり、そこで大きな文字で読んで初めて気が付いたのだ。

何でこんな2つのIDが必要なのか全く理解不能だ。エンドユーザーIDでもいじくることができる項目は多いからだ。海外企業は役割分担が非常に明確だからということなのだろうか?とにかく、個人ユーザの利用で2つのIDの必要性は全くない。

このサーバー設定のために午前中いっぱい時間を食ってしまい、やはりIP電話機はエンドユーザ向けの商品でないと再度認識させられた。

具体的な設定方法は…

GXP1620のIP電話設定は管理者アカウントでログインする必要がある。GXP1620にログインするには、設定するPCと同じLAN上につなげて起動し、起動完了したら、上部の横に3つ並んだボタンの左端のボタンを適当に押せばこの電話機に割り振られたIPアドレスが表示されるので、そのIPアドレスをWebブラウザのアドレスバーに入力(+エンターキーを押す)すれば設定画面が現れる。

ユーザ名はadmin
パスワードもadmin

だ。ログイン後パスワード変更を強く推奨してくるメッセージが現れるので任意の文字列に変更する。
その後、
右上の「アカウント」から「アカウント1」または「アカウント2」を選択し
その後、以下の設定項目

アカウント名(本体液晶に表示される識別名)
SIPサーバ (楽天のIP電話ならsmart.0038.net)
SIPユーザID(楽天のIP電話なら050を除いた電話番号)
認証パスワード

を入力して保存すればとりあえず使える

バックライト液晶は消灯できる

若干嬉しい誤算だったが、GXP1620は着信時や発信時以外消灯できる設定ができる。
(ちなみに、現在私が持っているGXP1620の設定画面上のバージョンは1.0.4.138だ)

「設定」から「Preferences」=>「LCDディスプレイ」を選択し
「バックライトの明るさ:待ち受け」の項目の値を0にすればよい。
明るさやコントラストも変えられて、アマゾンの写真にあるようなどぎつい青ではなく、薄い青にすることもできる。

最初待ち受け時の設定時、試しにこの電話機に着信させて試してみて、着信がうまくいかなかったのだが、その後着信時にはバックライトが点灯し着信音も鳴った。もしかしたら、今後うまくいかなくなる場合がある可能性は否めない。

着信鳴り分け機能は10個定義できる

これは常用するならうれしい機能だ。しかもワイルドカードが使えるから0120とかの局番のみ鳴らなくすることもできる。(着信時に光るとは思うが、着信時もバックライトOFFは可能)
具体的な定義は「アカウント」->「アカウント1」もしくは「アカウント2」->「通話設定」内の「着信音」で行う

解説は
https://documentation2.grandstream.com/wp-content/uploads/2021/08/GXP16xx_Administration_Guide.pdf
のP.50 「Match Incoming CallerID」を参照

抜粋すると

Specifies matching rules with number, pattern or Alert Info text. (Up to 10 rules).
When the incoming caller ID or Alert Info matches the rule, the phone will ring
with selected distinctive ringtone. Matching rules:

Specific caller ID number. For example, 8321123;
A defined pattern with certain length using x and + to specify, where x could
be any digit from 0 to 9.

Samples:

  • xx+ : at least 2digit number;
  • xx : only 2digit number;
  • [345]xx: 3digit number with the leading digit of 3, 4 or 5;
  • [69]xx: 3digit number with the leading digit from 6 to 9.

Alert Info text
Users could configure the matching rule as certain text (e.g., priority) and
select the custom ring tone mapped to it. The custom ring tone will be used
if the phone receives SIP INVITE with AlertInfo header in the following
format: AlertInfo: <http://127.0.0.1>; info=priority

Selects the distinctive ring tone for the matching rule. When the incoming caller
ID or Alert Info matches the rule, the phone will ring with the selected ring.

DeepLで翻訳し、若干修正したのが以下

番号、パターン、アラート情報テキストでマッチングルールを指定します。(最大10個のルール)。
着信者IDまたはアラート情報がルールに一致すると、選択した特徴的な着信音で電話が鳴ります。

マッチングルール:
特定の発信者ID番号。例えば、8321123;
x と + を使って指定する、一定の長さを持つ定義されたパターン。

サンプル:

  • xx+ : 少なくとも2桁の数字;
  • xx : 2桁の数字のみ;
  • [345]xx:先頭が3,4,5の3桁の数字;
  • [6-9]xx:先頭が6~9の3桁の数字。

– アラート情報テキスト
ユーザーは、マッチングルールを特定のテキスト(優先順位など)として設定し は、それにマッピングされたカスタム着信音を選択します。カスタム着信音が使用されます のAlert-Infoヘッダを持つSIP INVITEを受信した場合、電話機は以下のようになります。フォーマットで表示されます:
Alert-Info<http://127.0.0.1>; info=priority
マッチングルールの特徴的な着信音を選択します。着信時に IDまたはアラート情報がルールに一致すると、選択した着信音で電話が鳴ります。