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ViewSonic VX3276-2K-MHD-72 オーソドックスな31.5型2560*1440モニター

ViewSonic VX3276-2K-MHD-72 amazon.co.jp

NHK契約解約によりPC用モニターとしてソニーのテレビの代りに買った液晶モニター。2021年後半、液晶パネルはFullHD(1980*1024)は主流でなくなっているのでWQHD(2560*1440)のモニタを購入。
FullHDだとウィンドウを左右2画面にしたとき、若干狭いなというのも購入理由だ。しかしサイズはこれまで使用してたソニーのテレビとほとんどが変わらないので、単にフォントが小さくなるだけだ。

見栄え

ノングレアなので、全てがパステルカラーっぽくなるのは致し方ないが、テキスト主体の業務では全く問題ない。映像主体の人は買うべきではない。今となっては気にならない人も多いかもしれないが、画面の端が暗くなっていないのは好印象。IPS液晶だから、バックライトの光が目に突き刺さる印象。しかし、画面を暗くすれば問題なし。オフィス業務、プログラミングに適したモニター。目に優しい。メーカーHPではフリッカーフリーなどをうたってるが、具体的な設定項目は見当たらない。設定項目にテキスト、Web、ゲームなどの項目があるだけ。コントラストなどの調整はもちろんできるが

テレビ映像入力時の見栄え

DVDレコーダーからFullHDの映像を表示させても問題なし。ぼやけた印象はない。しかし後述するが、PCの画面解像度をFullHDにしたらぼやける。

PC入力時の見栄え

現在推奨解像度(2560*1440)でなく、2048*1152で使用している。なぜなら、現在使用しているPC(CPU)が低スペックなために推奨解像度に設定できないからだ。4Kはさすがに無理だとは思ってたが、WQHDも無理だったとは。買った当時最低ランクのCeleron(G1820)をあえて購入したのが仇になった。個人的には、またはゲームや映像処理をしない全ての人にとってはもう最低ランクのCeleronで十分だからだ。

ちなみにこのCPUでは2560*1024も設定できるが、縦横比が合ってないので縦に伸びた画像になってしまう。最初見た時は、ブラウン管モニターを久しぶりに見たような感覚に襲われた。
基本的に液晶モニターは推奨解像度以外はぼやけて見える。しかし、2048*1152では文字が若干太く見える程度で問題ないが、さすがにFullHDはぼやけがきつくて使えない。

しかし、これはほとんどの人には関係ない問題だろう。このCPU購入後に購入した、処理速度の劣るAtomを使ったCPUは4K表示も可能なので、解像度でこのような不具合に接する人はほとんどいないだろう。問題があるとすれば、推奨解像度にした時に字が細かすぎると思う事だ。これもフォントをでかくすればいいだけの事だ。

映像入力

HDMIが2つ、DisplayPortが2つ。そのうち1つがMiniなのでMac(Thunderbolt出力)利用も想定しているものと思われる。このモニタの1つ前のモデルがアナログRGB対応のものがあるが、明らかに時代遅れ。だから在庫処分だと思われるが安く売っていた。

スタンドについて

米国メーカーの武骨さを感じさせるスタンドが付属するが、これが結構モニタの位置を高くしている。高さは変えられない。最初、高さを低くするためにモニタスタンドを別途購入しようと思ったがやめた。PCのUSB接続のアクティブスピーカーをモニタ下に置くことにしたからだ。これについては別ページにて紹介。

設定メニューの操作について

これが最悪。一般人が利用する事を想定しているとは思えない。作業着来たエンジニアが手慣れた手つきでいじくるのを想定したかのようなインターフェイスだ。電源ボタンも含めたボタンがモニター右下の裏面に縦に並んでおり、操作する時は、事実上そのボタンを見ながら押すことは出来ず、手探りで位置を確かめなければならない。操作画面の表示を確かめながら操作するには、当然画面の前にいなければならないからだ。

そのうえ、その階層性のある操作メニューは、下の階層に行くごとにチェックボタンを押さなければならないのだ。ただでさえ操作しづらいのに、そのような面倒な事を強制するとは…。
作業員の点呼確認のようであり、やはりユニフォームを着た作業員、警官や消防士、軍人が使うような雰囲気だ。もしくは、人より機械との対話に大半の人生をささげた、根っからの昔気質のエンジニアが作ったようなインターフェイスだ。スマートフォンのユーザーインターフェイスしか知らない人には堅苦しくてしょうがないだろう。こちらは設定変更しただけでOKボタンもチェックボタンも後で押す必要はないのだし。

内蔵スピーカーについて

ViewSonicというメーカー名だから少しは音質も期待したいところだったが、やはり良くなかった。だからアクティブスピーカーを購入してしまったのだ。
このモニターだけではなく、最近のモニターやテレビは、スピーカーを前に出さずに下や後ろで鳴らす商品がほぼすべてであり、全く音質には期待できない。
ヘッドフォン端子があるからそこからスピーカーに繋げろと言う事なのだろうが、所詮ヘッドフォン端子だ。スピーカーに繋げるには音が小さいのでアンプが必要となる。

せめて、直接スピーカーに繋げられるようインピーダンス変換できるスイッチを設けてもらいたい。そのスイッチがあれば、ヘッドフォン用か外部スピーカーかを選べることができるのだ。
外部スピーカー用のインピーダンスになっているなら、アンプを通さず直接スピーカーに繋げて経済的だ。しかし、モニターやテレビの近くに置いてフィットする小型の単体スピーカーは見当たらないんだよねえ(笑)
AVアンプ用のサテライトスピーカーあたりがちょうど良いか? でも処分して残ったコンポのスピーカーがあれば代用できるし、それを使えば安物のコンポ用でもずっと音質はいいのだし、やはりインピーダンス変換のスイッチぐらいは設けてもらいたい。

不要輻射漏洩について

ViewSonicはインタビュー記事で、電磁波の漏洩については神経を使っているようではあるが、私から言わせると詰めが甘いと言わざるを得ない。
(リンク先では「電磁妨害(EMI)の値が低く、人体に優しい製品をラインナップしている点も特徴」と、述べている)

確かにこのモニターを使用中は不要輻射が少ないと実感できる。ソニーのテレビをモニターにして使用していた時は、明らかに肺が悪さを受けていて不快な感じを常に受けていたが、このモニターにはない。テレビの方が回路がたくさんあり、消費電力が大きいから当然なのだろうが、一方でこのモニターは電源ON時にとんでもなく大量の不要輻射を放出するのは間違いない様である。

…というのはこのモニターの電源をつけた後必ず重い咳をしてしまうのだ。このモニターの背後にいて電源ONにしても、さらに遠くの位置でテーブルタップの電源スイッチでモニターの電源をONにしたときでもだ。
定常状態の電磁波解析は行っていても、状態遷移状態の解析は行っていないのだろう。
これに気づくには結構な時間がかかった。ここではややこしい話になるから省くが、複数の要因が考えられる状態であったために判断が難しかったからだ。

電磁波過敏症でなくても、このモニターを近くで電源ONするのはやめた方がいい。症状が出てなくても体に悪さしているのは全ての人間に言える事だ。このモニター起動時に出てくる、カラフルなインコもしくはオウムが極力出てこないようにしなくてはならないのだ。

この対策は常に電源をONにしておくことだ。信号が入って無ければこのモニターはスリープ状態になり、右下のLEDが青からアンバー(黄色)に変わる。その状態のままにしておくことだ。
この状態での消費電力は1W以下なのでたかが知れている。