ELECOM LBT-AVWAR500:昔のオーディオ機器をスマホとの協力でインターネットラジオにする Bluetoothレシーバー
(上のリンクは後継品)
去年からインターネットラジオを居間で簡単に聞きたいという欲求があり、色々物色している。
Bluetoothスピーカーが大流行だが、どうしてもこれだというものが見つからない。まずBluetoothスピーカーは携帯性を重視しているのが多く、これではいくらステレオで各種音質改善処理を施しても、満足のいく音質にはならないだろう。Bluetoothスピーカーは基本的に屋外や外出先で聞く人達のものだ。以降述べるシアタースピーカーもそうだが、一体型より左右セパレートの方が音質が良くなりやすいと思っている。ただ、携帯性が無くなり不恰好になるからメーカーは一体型を推しているのだろう。
Bluetoothを搭載したテレビにつなげる横長のスピーカーシステム(シアタースピーカー)は、たいがい横幅が90cm以上のものばかりで私の環境には合わない。28型のブラウン管テレビと一緒に買ったスタンドを今でも使用しているからだ。この様なスピーカーシステムは50インチ以上のテレビと一緒に使用する事をメーカーは想定しているとしか思えない。金持ちがターゲットなのだ。
安価な32型以下のテレビを利用していて音質に不満を持っている利用者も多いだろうに残念なことである。高齢者など耳の遠い人向けのリーズナブルなTV用スピーカーシステムも考案したらどうかとも思うのだが。
まあ全く無いわけでもないが以下のような商品もある。テレビの台座の下に入れるタイプだ。
次はオーディオコンポの余ったスピーカーがあるので、とりあえずBluetoothが搭載されている安価なアンプがあればと思って探した。2点だけ見つかった。
1万5千円のやつはリモコン付きなので、手の届かない位置に設置しても手元で操作できるのがいい。
しかし、たかだがBluetoothのために1万5千円も出すというのはバカらしい。この値段ではデフレ経済の昨今、コンポさえも買えてしまう。
ということでコンポを調べたらやっぱりBluetoothに対応した安価なコンポがいくつも見つかった。
(JVCのやつは高価だが最近出た商品だからだ)
パイオニアとソニーのやつはスピーカーを横に倒してシアターラックの中に入れたり、テレビの下に入れることもできそうだ。天面が平らになるからだ。JVCのやつは始めから天面が平らだ。無論メーカーは物を上に乗せてもいけないと言っている。ちなみにパイオニアのやつは、寸法を測って自宅の40型テレビの台座に乗せる事ができると判明した。パイオニアのコンポの高さは約12cmだ。
実質テレビの下に置けるということは実質安価なシアタースピーカーになるだろう。最近の液晶テレビはバックライトがLEDになったため非常に軽くなっている。自宅で使っている40型でも本当に軽い。だから32型程度なら全然問題ないと思われる。おまけにAM/FM CD付だ。USBオーディオにも対応しiPhoneもUSB経由でもつなげられる。
なぜメーカーは天面を平らにして上にものを載せてはいけないと言うのか理解に苦しむ。強度を増して15kg程度ならOKですよぐらい言ったら、売り上げが上がるのではないのか?しかも上で紹介したソニーとパイオニアの2機種は本体の天面に通気孔が無い。側面にあるから天面を塞いでも本体の熱を閉じ込めさせない。
脱線するがコンポ選定に関して、本体の天面に通気孔が無いというのは個人的には重要なポイントである。低消費電力を意味し、ホコリが本体に入り込みにくいのでホコリの舞う寝室などでの長期間使用でもぶっ壊れにくい事を意味しているからだ。
また、天面の上に金属板を乗せたら逆に本体の冷却に貢献するはずだ。ちなみに自宅のテレビの台座の底面は金属だ。
これらの機種の付属のスピーカーに店頭防止用のゴムを下に張って若干スピーカーの高さを上げて、スピーカーでテレビを支えるようにすれば多分問題ないだろう。無論、コンポ本体の幅よりテレビの台座の幅が長くないと駄目なのだが。パイオニアの方にはスピーカーの下に貼り付けるゴムが付属している。
でもBluetoothのためだけに1万5000円を出費するのは気が引ける。現在使用しているテレビの音質改善用アンプやスピーカーも要らなくなってしまう。
と言うことで、本当にBluetooth正味の機能だけであるBluetoothレシーバーを買うことにした。この様な商品があるのではと思っていたが、あまりにもBluetoothスピーカーばかり目に留まるので当初は頭に上らなかった。Bluetoothレシーバーを買うことにより、廃棄処分されそうになっていたCDラジカセ(正確にはCD+MDラジオ)を活用する事が出来た。自宅のほとんど使っていないオーディオ機器にAUX入力、LINE入力があればBluetoothレシーバーを購入することによりインターネットラジオとして使用できるようになる。無論、スマートフォンやタブレット、iPodTouchなどの機器を持っている事が前提になる。
LBT-AVWAR500はiPhone6にも対応とうたっているが、どうもレビューを見るとそうでもない。
ちなみに自宅にあるiPodTouch(4代目)は取り込んだ曲を付属のプレーヤーで再生すると曲の最初だけ音が出なくなる時が多い。色々試していくとスクロールバーで曲の途中から再生したり、止めたりした場合でも同様の症状が見られる。これは送信側であるiPodTouchもしくはレシーバーの処理が滞っているのだろう。私の推測ではiPodTouch側の問題だと思っている。なぜならインターネットラジオの場合そのようなことは全く起こらないからだ。
スマホなどでBluetoothを介してインターネットラジオを外部スピーカーで聞く場合、Wi-Fiや携帯電話回線で曲データを受信してBluetoothでそのデータを送信している。この様な事をずっとやり続けて問題ないというのは驚きであるが、単にスマホや音楽プレーヤーに取り込まれた曲をBluetoothで飛ばした時に問題が起きるというのであれば、やはり1箇所だけでデータをやり取りをしているだけの曲の再生に問題があると思う。インターネットラジオ聴取時、スマホは2箇所と常に通信しているが、内蔵の曲再生は1箇所だけ通信しているに過ぎないからだ。
正直言って10年以上前に買ったCD MDラジオでは音質が悪いのだが、聞き流す分には問題ない。まずインターネットラジオのいい点はノイズや混信がないのがいい。海外の放送局を聴くBCLなどをやっている人や、アマチュア無線をやっている人からすれば、ノイズを聞き分ける事が必須と思うのだろうが、普段使いではノイズはストレス元にしか過ぎない。一方、インターネットラジオはどんなに遠くの放送局や出力の微弱な局でもクリアに聞けてしまう。ただしタイムラグがかなりあるので、生中継の試合を聞くときは、テレビと同時で聞くとお話にならないくらい遅くて駄目だ。
音質を重視する人は光デジタル出力に対応したものがあるのでそちらを購入してください。
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投稿: 2015年 6月 1日, カテゴリ 電子機器.