TOSHIBA VC-CF30:自走ヘッドが軽い掃除機
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2014年に購入したVC-C3(TORNEO mini)がついに壊れた。自走ヘッド部分が回転しなくなってしまった。しかし、逆に逆さまにすると回転しだす(笑)。掃除機は一週間に一度は使うので早めに買わなくてはならない。次はコードレスかなと思っていたが、どうもkakaku.comの売れ筋のレビューではかんばしくない。そもそも電池の分だけかなりのコストアップになるので、1万程度で買えるものはたかが知れていると思っていた。実際後で店頭で1万程度のコードレス掃除機を動かし、吸い込みの力を手で触って確かめたがやはり大したことなかった。
…ということで、良いものは多分5万以上もするだろうが、一週間に一度程度しか使わないのものにそこまで金かける意味はないので、無難な現在持っているものの後継機を選んだ。外観はほとんど変わっていない。
以下は、今まで使っていたVC-C3との比較が主な内容である。
非常に軽い自走ヘッド
これはかなりの進歩だ。重さは違いがないが、使ってみると、非常に軽い。絨毯の上だろうが全然軽い。VC-C3では絨毯などの上では非常に重くなってしまうのだが、VC-CF30はどのようなものの上でも軽さが維持されている。フローリングの上ではさらに軽くなり、滑っているようだ。この進化は掃除の負担軽減に大きくつながる。掃除機で狭い場所の掃除をすると結構疲れる。
ただし、吸い込みの性能が損なわれている可能性があるが、検証はしていない。掃除した後を見た限り問題はないとは思うが。
自走ヘッドの分解は上部を外せるようになった。
VC-C3は床にあたる底面脇に1円玉などを入れて回して中のヘッドなどを取り出すが、VC-CF30は上部の左右にあるスライドさせる部分を動かせば外せるようになった。手だけで外せるのは良いことであり、またヘッドの上部を外せるのも改良点だ。なぜなら、ヘッドの上部はゴミが溜まりやすいからだ。VC-C3は回転ブラシ部分は外せるがヘッド上部は外せなく、細かいゴミが溜まり続けている。VC-CF30はそこを外せるので楽に掃除できる。内側を見たが、金属の棒があるので水洗いは避けた方が良さそうだ。
自走ヘッドの幅のサイズは若干大きくなった。
使用時の自走ヘッド自体が軽く、ヘッドの関節部分が柔らかく色んな方向に曲がるので、狭い場所の掃除の際のデメリットは感じない。
電源コードが更に柔らかくなった。
VC-C3でもシャープ製の掃除機と比べて柔らかいとレビューしたが、VC-CF30は更に柔らかい。VC-C3のコードは使っていくうちにねじれてくるが、VC-CF30はそうならないと思われる。これはコード収納時にメリットになる。
その他気づいた点
- 最初に電源ONすると、若干時間をおいてモーターが回り出す。一瞬壊れているのかと勘違いしたが、これが壊れる前兆なら不安だ。高容量のキャパシタに電気を溜め込むような設計なのだろうか?
- ハンドルの形状は変わったと思ったが、実際見比べてみるとほぼ違いはない。
- ダストカップの形状は、色違いの部分があるだけでほぼ違いはないが、空気の流れが効率的になるよう中身の作りは若干変化している。
- 溜め込めるゴミの量は相変わらず少ないが、多くゴミをためた状態でも、ダストカップの中のゴミが回転しているので性能が落ちにくいと思われる。これはメーカーHPでのアピールポイントだ。
結論としては自走ヘッドの進化が大きく目立った後継機だ。
追記:2021 10/9 VC-CF30のパワーヘッドはVC-C3に装着でき使用できる!
ふと、パワーヘッドの接合部の形状を見た時、VC-C3とどう見ても同じなので、もしやと思ってVC-CF30のパワーヘッドをVC-C3に装着して見た。全く問題ない!そしてVC-C3の電源をつけた。これも全く問題ない!
それなら、パワーヘッド部分はバラ売りしてるのではないのかと検索をしたら、やはりあった。しかし、非常に高価!VC-C3用でも1万はする。VC-CF30用は見つからなかったが、同じようなフォルムの奴は1万7千円だ。これではパワーヘッドが本体でモーター部分とホースは付属品の様ではないか。
どう見てもパワーヘッド部分の値段は釣り上げているとしか思えない。金属材料の多いモーター部分の方が原材料費が多くかかってるはずなのに。この高価なパワーヘッドの価格を見ると、プリンターのインクビジネスみたいなものに感じられた。やはり新品を買わせるようにできているわけだ。でも地球環境には良くないのは明らか。今後メーカーはこのような交換部品の値付けを糾弾されることになるだろう。メーカー側からすれば希望小売価格が実勢価格の何倍もするので、これは値段を吹っ掛けたものではないと主張するかもしれないが。